監督 牛原陽一 脚本 熊井啓
出演 赤木圭一郎 葉山良二 清水まゆみ 穂積隆信 渡辺美佐子 内田良平
無料視聴終了というので慌ててみた作品。人気もキャリアも主役でおかしくない葉山良二を押さえ赤木圭一郎が主役(と言ってもキャスト順は同列)。いかに当時の日活が赤木圭一郎の売り出しに精力的であったかがわかります。第2の裕次郎さながら歌う日活スターも視野にいれており、作品途中になんの脈略もなく相手役の清水まゆみとのラブシーンで「ふたりの渚」という歌が挿入されるところがちょっとw。それにしても翌年の61年2月にあっけなく亡くなってしまった圭一郎。石原裕次郎を売り出した水の江滝子の企画です。
キャスト順は脇役だった穂積隆信がこの作品ではほぼ出ずっぱりで主役といってもおかしくない不思議。一方葉山良二の出番は非常に少ない。

警視庁と麻薬取締事務所は麻薬王と目される外国人とその組織の解明に捜査をしていた。なかなか尻尾を出さない組織だが、日本の組織の人間だと思われる男(待田京介)の死体がみつかる。
そんなある日、組織の牙城と目されるクラブにやさぐれのアキ(赤木圭一郎)という風来坊が現れ、日本のボス、岩瀬(金子信雄)の元で働くことになった。
そこへもうひとり、長塚(穂積隆信)という男も雇われる。

彼はなかなかクールな男で網走刑務所を出所したばかりという触れ込みのアキの嘘を暴いたりするのだが、なぜかそのことは上層部には黙っていてやるという謎深き男だ。
組織の一味である銀座エスポワールのマダム、厚子(渡辺美佐子)は麻薬取引の仲介連絡役としてアキと会うことになるが、そこには密かにアキをつける長塚ともうひとりの男がいる(足元のみ)。

このシーン、浜離宮で連絡を取り合ったあと、アキは女の後を追って銀座へ。かつて存在した日劇が空き地の後ろから見える。

あらすじを読むとアキ=麻薬取締官の潜入捜査だとわかるのですが、知らないで見たほうが面白いです。(と言ってもこの記事であなたは知ってしまったw)

