日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

俺の血が騒ぐ  1961年 日活

監督 山崎徳次郎 脚本 池田一朗 長谷部安春 加藤新

出演 赤木圭一郎 笹森礼子 沢本忠雄 南田洋子 葉山良二 小沢栄太郎

   安部徹 高品格 雪丘恵介 広岡三栄子

 

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日活より

いかにも日活らしい海洋アクション。小沢栄太郎は悪だが、最後は悪でもなかった(意味不明w)

 

船長だった父を殺された邦夫(赤木圭一郎)はその犯人に復讐しようとしている。父亡き後、邦夫は進学を諦め、弟 明のために船員となって働いている。明は邦夫の援助で商船大学に行っている。二人は叔父で船の医者である宮沢(小沢栄太郎)の家に居住させてもらっており、邦夫の許婚は宮沢の一人娘の節子(笹森礼子)だ。

 

ある晩、帰りの遅い明を探して港町のバーへ行くと、そこで喧嘩騒ぎになった邦夫。

バーで一緒になり助けてくれた健次(葉山良二)に邦夫は父の仇を探していると打ち明ける。そこで連れられて行ったのが健次が用心棒として雇われている組織だった。邦夫の腕を買ったボスの立岩(安部徹)は用心棒の一人として麻薬密輸船で邦夫も連れて航海にでることにする。邦夫の目的は航海で父を殺した犯人を突き止められるかもしれないからだった。

 

一方、明と節子はお互い愛し合っていた。節子は邦夫の許嫁であったが、彼の犯人捜しの復讐心の強さに怖くなってしまったのだ・・・。明も節子を好きになってしまったことに苦悩していたのだ。

 

ネタバレだが、最後は葉山良二、南田洋子赤木圭一郎が小舟へと乗りうつり大海原へ漕ぎ出すところで終わる。もしかしたらこれも続編にしようと思っていたのか?と思いました。

日活より