日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

東京の恋人  1952年 東宝

監督 千葉泰樹 脚本 井出俊郎・吉田二三夫

出演 原節子 三船敏郎 杉葉子 清川虹子 藤間紫 森繁久彌 小泉博 沢村貞子

   岡本文子 十朱久雄 柳谷寛

 

アマゾンで予約受付で売っていたDVD。昭和27年の東京が見れるというので気になっていたが、一昨日アマゾンで予約当初の値段より安くなっていて(2000円)思わず購入。

アマゾン、値段が変わるので注意しないと(笑。在庫がまだたくさんあるからだと思う。定価は2500円に税となっているから2750円だけど、確か最初は2600円だった。

同じ時期に楽天は2200円?くらいで、楽天で買おうかと思い忘れってしまった。)

 

みどころは勝鬨橋の開閉!ほんものです!本物の勝鬨橋です!

私が小学生の頃、勝鬨橋は開閉するというのを知りました。テレビで見たかもしれないですが、どうも定かでないのでさきほどwikiで調べました。

1967年には船舶通航のための最後の跳門(と書くんですね)が行われ、それも1964年以降は年に100回くらいしか開かなくなったとあります。

ですので・・・(もちろん生まれてましたが)テレビで見たというのは間違いで(多分)学校の授業で習い、それをいつの間にか(大人になってから)見たことがある・・になってしまったのかもしれません。

五所監督の煙突の見える場所でお化け煙突が出てきますが、私は見たことがある!と思っていました。私の祖母が遠くに見えた(当時煙突はたくさんあった)ごみ焼き場の煙突方面を指さして、お化け煙突の話をしたことがあって、私の家のその窓はどう考えてもお化け煙突方面には向いていないし、千住はそもそも距離があり過ぎる(笑。

wikiでみてみると、1964年に取り壊されたとあるので・・・私は絶対見たことない(笑。

でも覚えているのは2本に見えたり3本に見えたりする煙突の様子・・・。

子供の想像力の凄さだろうか??

そういえば伯母の家に泊まりに行った時、(幼稚園くらい?)伯母が、ほら、タヌキがぽんぽこお腹を叩いてる音が聞こえるでしょ?と言われたとき、

「ほんとだ!聞こえる!」と思った私だが、

そもそも、伯母の家は山の中でもなければましてやタヌキがポンポコって(笑。

 

三船敏郎というと黒澤映画で有名ですが、私は黒澤映画の三船敏郎より、黒澤監督以外の三船敏郎が好きです。

黒澤監督だと酔いどれ天使かな。先日NHK羅生門の放映がありましたが黒澤監督の演出はオーバーで飽きました。

若い頃、テレビでよく昔の邦画を見たころは黒澤さん、小津さんなんかがおもしろいと思っていましたが、最近は違ってます。それにそれ以外の監督はあまり知らなかったし。

 

物語としては普通ですが、杉葉子が死の床の場面で不覚にも泣いてしまいました。

人間は加齢で前頭葉の抑えが聞かなくなってすぐ泣いちゃうそうです(え?

泣くだけでなく、すぐ怒ったりもするみたいです。