日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

用心棒  1961年 東宝

監督 黒澤明 脚本 黒澤明 菊島隆三

出演 三船敏郎 仲代達矢 司葉子 山田五十鈴 河津清三郎 山茶花究 加東大介

   志村喬 藤原釜足 東野英治郎 渡辺篤 土屋嘉男 太刀川寛 夏木陽介

   西村晃 加藤武 藤田進 中谷一郎 羅生門綱五郎 ジェリー藤尾

 

映画.comより

2024年辰年。明けましておめでとうございます。

元旦は石川県方面で地震。昨日の夕方からそのニュースがずっと報じられていますが、同じ時刻に東京も揺れたんですよね。あ、地震だと思っていたらテレビで北陸の地震速報が表示され、津波が到達すると呼びかけるアナウンサーがすごかった。民放も一斉に地震を報じる番組になりましたね。

で、さきほどは羽田空港で旅客機が全焼・・・。

羽田は全面的に閉鎖されました。それにしてもあっという間に飛行機がまる焼け。

搭乗者全員が無事脱出はよかった。

 

2024年元旦にみた映画は、過去、ほとんど記事にしたことがない黒澤明監督の映画。

BSで録画しつつ、視聴していたらなぜか爆睡していて(;^_^A、寝ていたと思われるシーンから再視聴。黒澤監督は絵コンテが有名のようですが、このままそっくりアニメの描写になる映画という感想。

夜はBS東急で男はつらいよのリリーさん3作品の第一夜、リリーさん初登場第11作

寅次郎忘れな草を見ました。リリーさんのだと沖縄のやつが人気のようですが、私はこれが一番いいかなと思ってます。なにせ哀しいので泣けるから(;^_^A。特に酔っぱらってとらやへ現れたリリーさん。翌日、寅さんがリリーのアパートを訪ねるとすでにリリーは消えてしまっていた・・ところはほんと涙涙ですよ。

その後、ユーチューブで成瀬巳喜男の「あらくれ」をまた見てしまいました。

2時間の映画ですが、飽きない、眠くならない、デコちゃんにあの気の強い女役はピッタリ、対照的な男に頼って生きる女が三浦光子でこれもピッタリ。一度徳田秋声の原作を読んで映画と比べたいと思ってます。青空文庫で読めそうです。

 

で、用心棒。

ひとり荒野を行く浪人(三船敏郎)。道中、ばくち打ちになるんだと農家を飛び出た息子と父親の言い争いを目撃する。そのまま行ってしまう息子(夏木陽介)を父は

「近頃の若い奴は楽して儲けることしか考えていない」という。

今も、昔もこういう人がいたんでしょう。この映画が作られた当時はやはりヤクザ者になるのが楽して儲かる人生をおくれそう・・な職業(というのか?)だったんでしょうね。今は詐欺ってとこでしょうか。

 

とある宿場町へ着いた浪人。そこは敵対するふたつのヤクザ者が抗争を繰り広げさらに町の有力者も巻き込んでいた。

桑畑三十郎と適当に名乗った浪人は両方のヤクザ組織を壊滅させようとする。

 

謎なのはなんで三船敏郎はその宿場町の悪を一掃しようとするのか??その理由がよくわからない。お金をもらってもあげてしまったりするし・・。

ま、私の記事よりネットのほうが文章もうまいのでそちらであらすじを読んでください(え~~~~~~)

さすがに黒澤明監督だと思ったのは出演者の豪華さ。

そしてジャイアント馬場かと思ったヤクザ者は羅生門綱五郎という台湾出身の元力士だそうで、ジャズオンパレードでジャイアント馬場が出ていた!と書きましたが、羅生門綱五郎でした・・・(直さないと(;^_^A)。

 

この映画ですごいのは仲代達矢がまだ生きてるってことかも(すみません)w。

アマゾンより