日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

黒い賭博師  1965年 日活

監督 中平康 脚本 小川英 中西隆三

出演 小林旭 富士真奈美 横山道代 益田キートン 野呂圭介 小池朝雄

   高橋昌也 谷村昌彦 加藤芳郎

 

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以外にくだらなくなかったアクション(笑 映画。

富士真奈美が準主役で美人の役がめずらしい・・・。

彼女を知ったのは・・小学生のころ。細腕繁盛記で新珠三千代をいじめる役。

土肥?の方言の「そうだ=そうずら」と最後に「ずら」をつけて喋るのは忘れられない。

 

かなりの美人だけれど、なぜか美人としての役よりそうでもない役の印象が強い女優さんのひとり(笑。

 

小林旭は一匹狼のギャンブラー。香港から来たいかさまギャンブラー一団と勝負する。

富士真奈美は18才の時、ギャンブラーだった父、益田キートン小池朝雄との勝負で負け、そのカタに小池の愛人となった。それ以来小池とふたりで稼いでいる。

小池と共に小林旭をハメようとするが、小林の技を盗むため富士真奈美が小林に近づくが・・・。

 

富士真奈美小林旭との大人の関係もなかなか洒落ている。

 

外人もたくさん出演しているが、たどたどしい日本語でセリフが棒読み(笑。

 

香港のいかさま師のトリックもおもしろかった。

このくらいまでは(1965年くらいまで)安易なストーリー展開ではないような気がする。(例えばおっぱいポロリ系なんか)

いつもの通り、アクション場面は小林旭本人がやっている!

バーのママの安田道代が草笛光子だったらもっと良かった。

安田道代だと安直な映画感が感じられてもったいなかった・・。

 

まだガラガラの首都高が見れます。

最後のギャンブル場は横浜プリンスホテルのクレージー映画で結婚式をやるところのようだ。