日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

珍説忠臣蔵  1953年 新東宝

監督 斉藤寅次郎 脚本 八柱利雄

出演 古川ロッパ 横山エンタツ 花菱アチャコ 田端義夫 堺駿二 花井蘭子

   清川虹子 田崎潤 伴淳三郎 野上千鶴子 柳家金語楼 市丸

 

昨日は赤穂浪士、吉良邸討ち入りの日だったけれど、ニュースでは一切触れられず、

さらに泉岳寺の義士祭は今年は中止。昔は(ちょっと前までは)12月14日に映画やドラマの忠臣蔵をテレビで放映していたんだけれど、忠臣蔵よりハロウィーンの世の中になってしまった(笑。

 

これは脚本が八柱利雄で、それなりにおもしろいかも・・と思った。

筋は同じだが、ところどころ歌あり、踊りあり、コメディあり、そしてチャンバラありの1953年当時なら受けたであろう内容だが、いかんせんチャンバラの場面が長すぎて退屈(笑。

 

古川ロッパの大石蔵之助は意外に真面目に演じていて新鮮だった(笑。

 

伴淳三郎吉良上野介がふたり捉えられ、どちらが本物かというところで映画冒頭での出来事が活かされるところは脚本のうまさかな。

 

一度、吉良邸から泉岳寺まで歩いてみたいと思っていたらコロナ騒ぎになっていまだに実行していない。田中絹代の暮らした鎌倉山から極楽寺へ抜ける山道も下ってみたい。

いつになることやら・・。