日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

不良少女ヨーコ  1966年 東映

監督 降旗康男 脚本 神波史夫 小野竜之助

出演 緑魔子 大原麗子 石橋蓮司 谷隼人 岡田英二 大坂志郎 佐野周二       

   中北千枝子

 

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今日は突然金木犀が匂う。庭の金木犀も突然匂っている。いつ花をつけたのかも記憶にない。来年は花が付いてきた頃に気づきたいのだが毎年忘れて匂いで気付く。

 

不良~という題名、緑魔子主演で見る気ダダ下がりだったけれど、監督が降籏康夫のデビュー作で大原麗子も見たかったのだが、なんといっても岡田英二、大坂志郎佐野周二中北千枝子はどんな役ででるのか!興味深々に変わる。谷隼人が新人とある。

 

まぁご多聞にもれず一言で言うと「変」な映画だった。60年代も中頃に差し掛かると

こういう映画が幅を利かせるのだ。

 

田舎から家出してきた少女、緑魔子が新宿に流れ着いて睡眠薬を常用していく。

彼女の周りにいるのが大原麗子石橋蓮司谷隼人などの当時の若い人。

 

サイケとかいうのが流行ったり、舞台は銀座ではなく新宿になると私の興味は薄れる。

なんだかねぇ・・・な物語。

 

ところで岡田英二は緑魔子を道で拾い、マイフェアレディ―のようにお洒落をさせて楽しむ中年男性、大坂志郎は仲間のたまり場の喫茶店のオーナー、佐分利信は大阪のボンボンの谷隼人の父親で中北千枝子緑魔子の母親だった。

 

緑魔子という人はその後、物語の流れに関係なく裸の場面があると文句を言ったりしたそうだが、自分が納得した台本なら裸もいとわないのでテレビ局から引っ張りだこだったとwikiにあった。私の記憶はやはり「傷だらけの天使」の緑魔子、「夢千代日記」の知能の低いストリッパーとか裸がいつもついてまわるイメージしかない。またはアングラな女優さん。(アングラの意味もよくわからないのだが 笑)

 

大原麗子はこの映画ではほぼセリフはなくていかにもカツラなヘアスタイルだけが印象的だった(笑。

しかし、その後東映緑魔子より大原麗子の売り出しに力をいれたとある。

私はウィスキーの宣伝の「ながぁーく愛して・・」が最初の大原麗子との出会いだった。その後の彼女の活躍、売れっ子ぶりは凄かった。

 

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アマゾンより