日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

続 夫婦百景 1958年 日活

監督 井上梅次 脚本 斎藤良輔

出演 月丘夢路 大坂志郎 浅丘ルリ子 岡田真澄 山根寿子 青山恭二 

   長門裕之 丘野美子 市川翠扇 沢本忠雄 小沢昭一 菅井きん

   西村晃 小園蓉子 中原早苗

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夫婦百景が好評だったのか半年後に続編誕生。

学生夫婦だった浅丘ルリ子岡田真澄夫妻は卒業し働いている。

月丘夢二、大坂志郎夫妻は相変わらずだが、なんと大坂志郎が児童文学賞を受賞し賞金

10万円をもらう・・・のだが、泥棒夫婦、小沢昭一菅井きん夫妻がその夜月丘宅に忍び込む。ルリちゃんに誘われて外出した大坂志郎の懐にあった賞金は無事だったが、

月丘が家へ電話してお財布のありかを夫だと思い小沢昭一にしゃべってしまい、財布の中の7万円?と月丘・大坂の衣類も盗まれてしまう。

 

この回では年齢差カップルが二組登場。

山根寿子夫妻はお金を貯め、彼女は小料理屋を開店している。夫の田舎から父親の具合が悪いと呼び出され田舎へ行ってしまった夫を山根寿子は帰ってこないのでは・・と今回も苦悩する。

そこへ親友の月丘夢路が4年前に悩み相談で知ったある夫婦の話をする。

女医である市川翠扇はもう自分は結婚などしなくて良いと思っていた。毎日忙しく働き、日曜に教会の礼拝に通うのが楽しみだった。同じ教会へ両親のいない沢本忠雄がいる。ある日自分の息子のような沢本と彼の情熱に負け男女の仲に・・・しかし沢本は年齢など関係ないのだとふたりは結婚・・・妻は夫を自分の医院におき、薬剤師となるように勉強させ見事夫は薬剤師に。今では娘も生まれ幸せにくらしているという。

 

その他、大坂志郎がヤクザの賭場で大勝ちしたり、浅丘、岡田夫妻の大学の後輩中原早苗が岡田にアプローチしたりといった話を織り交ぜて色々な夫婦形態があるという話。

 

そう言えば皇族のご結婚で世間はざわついている。お相手は疑惑だらけの人らしいし

私の娘なら・・・どうかと思うのだからそれが天皇の姪、将来の天皇の姉となれば・・・喜べって言われてもねぇ。「お相手は○○ご卒業後、○○に勤めておられる方で なんだかんだ」だけで紹介できるお相手じゃないのは皇室なんてまるで興味なかった私でもなにか言いたくなるんだなぁ・・これが。

まぁ大騒ぎして一緒になってもその後は長い。

 

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日活より