日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

俺は銀座の騎兵隊  1960年 日活

監督 野口博志 脚本 山崎巌

出演 和田浩治 清水まゆみ 守屋浩 二本柳寛 岡田真澄 神戸瓢介 杉山俊夫

   刈屋ヒデ子 待田京介 近藤宏

 

www.nikkatsu.com

 

アマゾンより

アマゾンプライムで無料視聴♪

和田浩治はまさに日活にぴったりだった俳優だ。当時なんと16才!

石原裕次郎赤木圭一郎小林旭の全盛期、彼も日活路線で何本も映画を撮った。

ちょっとした横顔や角度でまさに石原裕次郎そっくりだ。

 

ところが、だんだん主役から脇役になってしまった。カッコよかったんだが。

 

勝鬨橋近くの野原に停めてある廃バスを住処にしているスリの二人は刑事に目をつけられているが、ある日混雑した都電(懐かしい)で赤ちゃんをおぶった主婦から財布をすり、ちょうど隣にいた三郎(和田浩治)のポケットに財布を入れて逃げ出す。

そんなことで物語が始まるのだ。

 

廃バスには銀座のクラブでボーイをしていて将来は歌手を夢見る正一(守屋浩)と

銀座で花売りをしながら店をもちたいと思っている久子(刈屋ヒデ子)も一緒に暮らしている。

 

この守屋浩って人、「僕は泣いちっち」の人なんだね。初めてみたような気がする。

歌は聞いたことがある。なんと私が生まれる前の1959年発売の曲だった。

 

スリの良則(杉山俊夫)と黒人との混血児リチャード(神戸瓢介)がユミ子(清水まゆみ)から麻薬取引のための暗号を写してあるネガが入った封筒を盗むことによって

組織から狙われる。日活らしく色々おこる。(以下略)

 

最後はなんと和田浩治が馬に乗って銀座の大通り(ソニー)と不二家のある数寄屋橋から4丁目に向かって清水まゆみらと練り歩くってとこで終わるんだけど、昼日中の撮影なのか普通に車が走っていた。

 

ロケとうまく組み合わせている。

 

黒人との混血児の神戸瓢介のメイクは凄く、最初なんでこんなに顔が黒いのだ?と思ったけど、今ならこれダメだよね?

 

日活より カラーなのになんで白黒写真なのだ?が疑問の一枚