日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

警視庁物語 全国縦断捜査  1963年(6月) 東映

監督 飯塚増一 脚本 長谷川公之

出演 堀雄二 神田隆 花沢徳衛 山本麟一 須藤健 南廣 岩崎加根子 星美智子

   松本克平 今井健二 中原ひとみ 織本順吉

 

東映チャンネルより

今回はなんとまだ外国だった沖縄ロケ!コザ市の63年当時がばっちり写っている。

 

青梅の山林で黒焦げの焼死体がみつかった。死因は絞殺、その後顔をつぶしたうえにガソリンをまき遺体は黒焦げの状態。

現場には絞殺のときに使ったと思われるベルトのバックルが落ちていた。手がかりはそれだけであった・・・・・。

 

そのバックルはどうも沖縄に関係しており沖縄へ飛んだ長田部長刑事(堀雄二)。

一方、その遺体の身元が判明するが、水上生活している家の次男であったが家族が言うには正社員になれるというので戸籍謄本をとってでたまま音沙汰がなかったという。

 

犯人が使用したガソリンを購入した店を特定するために近くのスタンドへ聞き込みを行い、金子刑事(山本麟一)がエッソのガソリンスタンドは違う(大資本)と言う。

さらに歯磨き粉のコルゲートにも言及。そう、歯磨き粉といえばコルゲートだったなぁ。

 

関係者を絞り込むうちに秋田県八郎潟四日市に聞き込みへ行く。これも当時の話題の場所で干拓地のことや石油コンビナートがでてくる。

 

いろんな話満載でどうもまとまらない(笑。

 

ところで沖縄で踊りを見せる場所へ行く長田刑事。そこでなぜかフマキラーのベープマットが登場して(え)、これで蚊がとれるという場面がある。

パスポートがいる沖縄にフマキラーが本土より先に売っていたのか?

これは私も記憶にある。毎晩ベープマットにマットをセット。しかしそれでも蚊にくわれたけど。その後、ベープノーマットというマットが液体?だったかになって今はスプレータイプだ。このスプレー、なかなか良い。これは効いている。薔薇の香りのなんかも発売されている。

 

犯人は二人の女性の間に子供をもうけるが、どちらの女性も「殺人犯の血が流れている」という。時代を感じる。

 

あと3回でこのシリーズは終わるが、その後「刑事さん(デカさん)」というドラマが始まったとある。東映チャンネルで放映してくれないかなぁ・・・。

主要メンバーは同じだが新メンバーもたくさん入ったらしい。

 

アマゾンより