日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

劇場版事件記者 3.仮面の脅迫 1959年 日活

監督 山崎徳次郎 脚本 西島大 山口純一郎 若林一郎 原作 島田一男

出演 沢本忠雄 山田吾一 永井智雄 大森義夫 高城淳一 滝田裕介 内田良平

   二本柳寛 清水将夫 宮崎準 原保美 相原巨典 相馬千恵子 丘野美子

   高原駿雄 外野村晋 宮坂将喜 玉村駿太郎 森島富美子 中村万寿子

   垂水悟郎

 

 

 

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滝田裕介・山田吾一・中村万寿子

これは面白かった。文句ない・・・最後の拳銃ぶっぱなしを除いて(笑。

松本清張並みの展開、思わず大興奮!・・・・最後の拳銃ぷっぱなしを除いて(しつこい)。

 

映画館で痴漢に手を握られたと言う女、痴漢をしたという薬剤師の男・・・

彼らが派出所で言い合いとなり、それを知った東京日報の伊那(滝田裕介)と中央日々の岩見(山田吾一)は早速特ダネとして桜田記者クラブへ帰るが、その後の警察署での取り調べで女の勘違いだとわかる。そのため警察署までウラをとりに行った他の新聞社は記事にしなかったが翌日の朝刊に痴漢として薬剤師の男のことが大々的に2社が報じてしまった・・・。

 

そこからおこる人間心理を巧みに利用した自殺に見せかけた〇人事件。

誤報を報じてしまった伊那記者と岩見記者の苦悩・・・

痴漢したと言われた男の恋人・・・

行方がわからない痴漢を誤報された男・・・

 

この痴漢と間違えられるというのは世の男性にとっては大問題だろう。今でも(笑←笑っていいのか)。

面白過ぎて記事に書くのはもったいないので見てください・・・と言っても今のところDVDセットを買うしか、ミニシアターで見るかしかないのだけれど(;'∀')

 

この回は沢本忠雄が最後にちょっとだけ顔を出す。山田吾一が岩見記者がメイン・・・といっても裕次郎のように記者なのに自分で事件を解決しちゃうとかじゃなく、記者たちの推理をちゃんと警視庁の捜査一課長(二本柳寛)に報告。地味でよい。

ただし今と違って事件現場でまだ現場検証してるのにワーワー押しかけて写真を撮りまくる。昔は現場の写真が新聞に載ったんだろうなぁ。

 

と、同時に伊那記者(滝田裕介)の結婚話も進行中。

 

日活より