日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

犯罪捜査シリーズ 10.女の決闘 1959年2月 新東宝

監督 金丸敏 脚本 西村 治

出演 城実穂 天草博子 嵯峨善兵 玉川伊佐男 高野二郎

 

 

 

 

このシリーズ、画像が見つからないので大変(笑。この回で知ってた人は嵯峨善兵と

玉川伊佐男という俳優さんだったが、彼の顔は昔テレビで見たことがある程度で名前は初めて知った。↓時代劇の時の写真だが、この映画ではかなり若く、ハンサムな二枚目

pintarestより拝借

とある倉庫街で女が撃たれ、死んでいた・・・。そばに立つ女の手には拳銃が握られていた。

 

殺されたのは銀座のナイトクラブの踊り子の綾子(天草博子)だが、モデルで姉の織江(城実穂)とミス・ジャパン座をめぐって岡(玉川伊佐男)という選考委員と三角関係になっていた。

 

姉の織江の言動を捜査すると、妹に対して殺意があったとしか思えないことがわかる。

さらに倉庫街で女が拳銃を発射したのをみたという警備員の証言があり、織江の犯行であることが濃厚になるのだが・・・

 

お話は面白い。織江の発言も後々、織江の回想と共にそのようなことを言った状況がわかる。

しかし!しかし!出演者が知らない人ばかりで・・・残念な(;'∀')

主役の織江という人はモデルでミス・ジャパンを妹と争うという設定なんだが・・

この方、「恋文」にも出ていたようで最初の映画出演は「半処女」ずっと新東宝の女優さんだったようだ。

 

東宝より

天草博子(左後ろ)と城実穂

オークファンで1959年新東宝の新人の中に天草博子がいた。なかなかの美形だ。

 

左上が天草博子

結局、なんだか???な大蔵貢の新東宝にでてその後不明な女優さんの一人となってしまった。