出演 本間優二 蟹江敬三 沖山秀子 原千佐子 山谷初男 白川和子 清川虹子
アマゾンプライムビデオのおすすめででてきた。1979年といえば私も19歳!(歳バレw)本間優二はゴッドスピードユーという暴走族のドキュメンタリーみたいな映画のリーダー格で今有名になったユーチューバー、瓜田なんとかさんの父親に足でつっつかれたり、殴られたりしてた若者。監督から主演で出演を依頼されたが最初は断ったという。ただ実際の彼は1958年生まれとあるので19歳ではなかった・・のでタバコ吸うシーンは年齢的には合法(笑。
この作品の映像は非常に貴重で、王子の今はなくなった王子スラムと呼ばれた場所のシーンがあったり、飛鳥山のこれもなくなった展望場所が回転するタワーやその内部が映ってたりする。赤羽公園のいまはなくなった噴水や時計台?(あるのか?)が映ってたりもする。
この飛鳥山のタワー(スカイラウンジといったらしい)、私も小学生のとき上ったことがある。確か高学年で5年生?(昭和46年くらいなので竣工して1年後くらいか)だと思う(高学年になると男子が半ズボンから長ズボンを履くようになった。当時、彼は長ズボンを履いていた)。同じクラスの男子から誘われて平日か土曜日の午後に行ったんじゃないかな・・。
季節は秋か冬だったような気がする。そのころは女の子は自転車には乗らなかったのでもちろん自分の自転車などない。男子はギアがある子供用のサイクリング車?に乗ってる子がほとんどで、
確か山口君というその男の子から彼のお母さんの自転車(ママチャリ)を借りたんだと思う。なぜなら、彼が住んでいた学校の裏のほうにあった社宅?のような長屋に行った記憶があるからだ。
今思えば、山口君は私が好きだったに違いない(笑。行ったのは二人きりだし、嫌っている女の子はいくらなんでも誘わないだろう。なんとも思ってなくてもわざわざ異性を誘うか??(自信たっぷりw)。ま、だからと言って飛鳥山で愛の告白もなくwそこは子供だからあの展望タワー内で「あ、床が動いている!」などと言ってはしゃいだ記憶しかない。私はというとクラスで全然目立たない、ハンサムでもない、特別勉強やスポーツができるわけでもない、大人しい山口君の誘いになんで応じたのか定かでない。
しかし!今思えば大人しくて目立たない山口君が私に飛鳥山へ行こう!というのはかなり勇気がいったんじゃないかな。
で、飛鳥山からの帰り、電車道の歩道で私が乗った自転車がパンクしてしまった。
まだ家まで遠い王子界隈だったが、山口君は電車道沿いにあった自転車屋をみつけ、子供なんでお金もってないから”後で持ってきます!”と言ってパンク修理をしてもらい帰った。自転車屋のおじさんも子供を信じたんでしょう。その後、彼はお母さんからお金をもらってまた一人で自転車に乗り払いに行ったんだろう。
淡々と自分でコトを処理した山口君。当時はなんとも思わなかったけど、思い起こせば
すげーじゃないか(笑。
そのあと山口君と特別話すようになったわけでもなく、私も記憶がないがあれから50年以上経った今、どーしてるんだろうかと思う時がある。
あ、話長いですか(笑。
19歳の吉岡(本間優二)は和歌山から上京し予備校へ通いながら新聞店で住み込んで毎日新聞配達や集金をしている。町にはいろんな住人が住んでおり、彼は気に食わない家の地図を書いてそこにバツをつけていく。
相部屋の30男、紺野(蟹江敬三)はだらしがない男で他の配達員の若者からバカにされている。
紺野には痛いから途中でやめたという入れ墨がはいっているが、彼の入れ墨は
マリアだという。そのマリアにあわせてやると連れていかれたアパートに住む女(沖山秀子)は昔ビルから飛び降りたが死にきれず、その代わ片足がわるくなった女だ。
吉岡は新聞配達先の家を評価して不満を募らせていくが、やれることと言ったら
相手の電話番号を調べて嫌がらせの電話をかけるぐらいなのだ。。
ここで非常~~に気になったのが、主人公 本間優二が自分で配達先の地図にその家の氏名を書くんだけど、漢字の書き順がおそろしく、おそろしく違うんだよね(笑。
氏名を書くシーンが多いんでそのたびに書き順が気になって仕方なかったw。
キャストに中島葵の名前があったけど、最後の最後までどこで出演したかわからず
ネットで調べたら、新聞店の2階の部屋から見えるアパートでいつも喧嘩している夫婦の妻役のようで、実際それまで中島葵はネット上の写真しか見てなかったのでずいぶんイメージと違っていたのでビックリした。
ただ70年代の映画なんでこのシーンなんとかならんの?っていうのは沖山秀子のオッパイぽろり+絡みシーンだった。
ロケで映っている街はすっかり姿をかえてすでに存在すらしない。