日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

妖怪人間ベム 1968年版 #1恐怖の貨物列車

声の出演 ベム 小林清志 ベラ 森ひろ子 ベロ 清水マリ

 

 

今年は暑かったせいか、1週間遅れで金木犀が咲きだして香りだした。

 

 

偶然みつけた妖怪人間ベム!もう見ることはできないとおもっていた!登場人物が早く人間になりたあ~いな妖怪で指が3本で、現代の公共倫理からしてテレビで再放送なんて絶対無理でしょう。

歌詞からして♪けもののようなこの身体♪だし。

このアニメ、見たのが8才だったし、とにかく怖かった。大人になった今見てもシュールでコワい。

とにかく始まりからして怖い(笑。

いまだに忘れられない冒頭のシーン。

ブクブク泡立って細胞が分かれる。ナレーションで

「それはいつ生まれたのか誰も知らない・・・」

 

正義の心をもった妖怪人間が3本指でフラスコをつかんで割る!

 

ベム・ベラ・ベロ!

 

妖怪人間の3人は早く人間になるため、人間界の悪と戦うのだ。

子供向けなので基本、活躍するのがベロだ。ベロの窮地を救い補佐してくれるのが大人のベムとベラ。

 

ベム

ベラ

昔のアニメは今ほど可愛く描かれていない。そこが良いと思う(笑。

お話も結構残酷で、これ、子供が見てたんだと思った(;^_^A

 

第一回

ベムとベラは走ってきた車に悪の匂いを感じ、ベロにお前が助けに行けという。

その車にはピーターをいう身寄りのない少年がお金持ちの祖父と祖母を迎えに駅へ向かうが途中で悪い女とその一味に崖から突き落とされる。悪い女の子供をピーターということにしてゆくゆくは遺産をそっくり自分のものにしようとするのだ。

沼へ突き落されたピーターと車の運転手を助けたベロは悪い一味の乗った貨物列車を転覆させるが女のピストルで撃たれる。そこへベラが助けに入る。

妖怪人間を怒らせた女は驚かされて右往左往。

 

ベラの幻惑に逃げまどい、失神した女にベラは悪い心を入れ替えていい心に入れ替えれば生き返るという。

 

無事、祖父と祖母に会えたピーター。それを見て3人は去っていくのであった。

っていうか妖怪になったベロの姿はほんとにこわい。