出演 水島道太郎 月丘千秋 月丘夢路 汐見洋 木暮実千代 斉藤達雄
ディックミネ 佐伯秀男
なんとなく松竹のサイトのあらすじが実際の映画と違うような・・・。
黒井洵という俳優さん、後の二本柳寛でした。
ギャングの顔役、順三(水島道太郎)は組織を内偵していた松波刑事(黒井洵=二本柳寛)と撃ち合いの末射殺してしまった。
順三も撃たれ、なんとかたどり着いたところは希望の園という孤児を預かっている教会であった。
仲間と手を切り、順三はそこで生まれ変わったように子供の面倒をみる。子供からも慕われ、順三はこのままここで生きていこうとするが、順三の居場所を突き止めた彼のの弟分(ディックミネ)が教会を訪ねてきて親分が会いたいと誘いに来る。
このままほっておいて欲しいという順三だが弟分は親分の言いつけだという。
教会には道子(月丘千秋)という女の先生がおり、子供に人気の順三に憧れをもって接している。
その後、仕方なく順三はギャング一味の根城のバーへ行くと親分(佐伯秀男)がまた一緒に仕事をしようと誘ってくる。そこには順三に首ったけな親分の情婦(木暮実千代)もいた。
親分は順三を刑事殺しを教会の人間に知られてもいいのか?と脅し、自暴自棄となった順三はのんだくれてギャングに後戻り。組のイザコザで撃たれた順三の手当をしにきた医者(斉藤達雄)だが、彼の娘は父を助けるために上海へ売られていくことになっている。それが順三のいるギャング一味であった。
医者はそのことに気づき、順三の手当をせずに去ろうとするが、やはり医者として順三の手当をしに戻ってくる。
順三はこれから上海へ行く娘たちを助けようと傷を負った身体でギャング団に立ち向かうのだ!
しかし彼の最後は・・・こんな感じで終わります。
戦後2年で作られた映画なので出演者が若いというのが印象的でした(笑。
といっても水島道太郎、佐伯秀男は当時すでに35才です。二本柳寛は30才。
月丘千秋はこの作品が映画初出演で22才。月丘夢路はこの年に松竹京都に移籍し、映画デビューの妹と共演した作品です。
やっぱり妖艶な木暮実千代。好きだなぁ♪