日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

リングの王者 栄光の世界  1957年 新東宝

監督 石井輝男 脚本 内田弘三

出演 宇津井健 池内淳子 中山昭二 伊沢一郎 細川俊夫 毛利啓子 福田則子

nipponeiga.com

 

 

前から欲しかった「風流交番日記」のDVDがついに来月発売されます!

この作品、ユーチューブの新東宝チャンネルで石井輝男監督生誕100年記念として2週間限定で公開。さらに石井監督の監督デビュー作品だそうです。

すでに大蔵貢が社長でしたが、そこまで大蔵臭を感じないスレスレな作品でした。ただ、池内淳子以外の女優さんが・・・いかにも新東宝系な顔立ちでコワい(笑。

 

魚河岸に通う塚本(宇津井健)は東洋新聞のスポーツ記者、畑(伊沢一郎)から拳闘の誘いを受けていたが、母の反対もあって断っていた。

ただ魚屋は立ち退きを迫られ、妹の敏子(福田則子)は足が悪く、手術するにもお金がいる。ボクサーになってチャンピオンになれば妹の手術料も母の生活費も稼ぐことができると畑の紹介で元ボクサーの岩崎(中山昭二)を紹介され、ジムに通うことになる。

ジムにはライト級の三田村(細川俊夫)がおり、レッスンをしてやるとまだ基礎もできていない塚本をコテンパンにしたりする。塚本は絶対にチャンピオンになってやるのだと益々練習に奮闘。

一方、畑は塚本の恋人で市場の食堂に勤めている京子(池内淳子)に塚本の前からしばらく姿を消してくれと頼む。試合に集中するには京子はじゃまなのだ。

察した京子は突然食堂をやめ、姿を消す。

京子がいなくなり、塚本はもっと練習に集中できるようになり、ライト級の選手権をとる。そんな塚本をクラブモンテカルロのマダムのルリ子(若杉嘉津子)が誘惑する。

若杉嘉津子

強い塚本をマダムは毎晩迎えを寄越し、彼は酒を飲むようになる。

金を稼げるようになった塚本は妹の敏子の足の手術代もだせるようになった。

 

しかし、そんなマダムとの逢瀬がたたったのか、彼は勝てなくなって三田村に打ちのめされた。負けた晩、塚本はマダムの元を訪れるがそこには三田村がおり、マダムは「強い男が好きなのだ」と言われふられてしまう。。。

 

傷心の塚本だが、畑と岩崎の励ましによってタイトルマッチを奪い取る!

昭和32年の築地市場

三田村を演じた細川俊夫。ボクサー役なのでもちろんトランクス姿で宇津井健との試合シーンがあるが、ただ細いだけじゃなくて筋肉がついた肉体!にビックリ。調べたらなんと競歩の選手でもあった。1916年生まれでこの映画当時はもう41歳頃だが若干26歳の宇津井健と比べてもその肉体は素晴らしかった~~~♪♪

なんとなく懐かしい街並み