日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

君は狙われている  1960年 日活

監督 井田探 脚本 江崎実生 長谷部潤

出演 小高雄二 筑波久子 堀恭子 梅野泰靖 弘松三郎 雪岡恵介 久木登紀子

   井東柳晴 木島一郎

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アマゾンプライムビデオより

 

一時間に満たない作品だが、疑問点も少なくてうまくまとまったサスペンス。

筑波久子の入浴シーンあり(笑。

 

夏子(堀恭子)という女性の死体が発見された。警察は自殺と発表したが東部日報社会部の記者、

村山(小高雄二)は納得がいかない。そこへ夏子の妹だという秋子(堀恭子 二役)が現れ、姉は殺された、事件を調べてくださいと言われる。

自殺に疑念をもっていた村山は早速、夏子の足どりを追う。秋子から和江(久木登紀子)という友達に会いに行ったと聞き、和江の働くゴルフ場へ。しかし和江は知らないと言う。帰り際、村山は拉致され、とある別荘に監禁される。彼らはヘンリー山中という男を探しており、村山がそのヘンリーだと勘違いしているのだ。和江も拉致され、睡眠薬を注射されて村山と和江は線路上に放置されるがあわやというところで列車は急停止し、命を奪われずに済んだ。

警察でふたりが調べられた。村山は出来事を正直に話したが、和江は村山とは恋人同士で一緒に死のうとしていたのだという。知り合いでもない和江がどうしてそんなウソを言うのか混乱する村山。警察ではどちらの言い分が正しいのかわからない。村山は警察官と一緒に監禁されていた別荘に行くが、管理人も知らないというし、別荘の内部も昨夜とは違っていた。

そこで別荘の持ち主だという国木田という男の会社に行こうと歩いていると車で通りがかった女・・・松浦エミ(筑波久子)と名乗る女の車に乗せてもらい、国木田の会社へ。国木田がちょうどエレベーターに乗るところに声をかけようと一緒に乗り込むと

彼は誰かが投げたナイフで心臓を刺され、絶命。ビックリして抱き起す村山だがはたから見ると彼が殺したようにしか見えず、村山は逃走する。

 

新聞記者が事件を追って真実を書こうと思っていたところが自分がなにか得たいのしれない組織の標的となっていく・・まさに「君は狙われている」だった!

最後のシーンで登場する白人女性の迫力が怖すぎた(笑。

 

オークファンより