日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

俺に賭けた奴ら  1962年 日活

監督 鈴木清順 脚本 小川英 中野顕彰

出演 和田浩治 葉山良二 川地民夫 高品格 南田洋子 白木マリ 清水まゆみ

   木浦佑三 青木富夫 弘松三郎 上野山功一 佐野浅夫 藤竜也 中尾彬

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葉山良二・和田浩治高品格

今日は高峰秀子の生まれた日です。生きていれば100歳。今週はBS松竹東急チャンネル

高峰秀子の映画が毎晩放映されています。今夜放映される「山河あり」と「永遠の人」は見たことがないので見てみようかな・・・「カルメン故郷に帰る」も放映されましたが私は「カルメン純情す」をもう一度見てみたいのです。最初のカルメン故郷に帰るからするとかなりイマイチなのでなかなか放映されないんですよね(;^_^A。

今、高峰秀子生誕100年プロジェクト開催してますが、なんとクラファンまでしてました。目標額は500万円だそうです。これにはちょっとガッカリでしたけどね。

そういえば筑波久子が書籍を出版したいとかのクラファンをみつけたことがありましたが支援はなんと3人。集まったのは1万5千円。2019年のことです。もうさ、なんか哀しすぎてやめたほうがよいと思いました。

 

日活より

独特な色彩で清順美学と後に呼ばれることとなった作品・・と日活のサイトにあった。

1944年生まれ、まだ18歳の和田浩治。すっかり出来上がった大人の顔してました。

 

集団就職で上京し、電気屋の住み込み店員の清次(和田浩治)は清次を慕うその店の娘、洋子(清水まゆみ)と行ったボクシングの試合をみて自分もボクサーになりたいと東(葉山良二)のジムに入会する。そろばんを習いに行くと言って店主の竹井(佐野浅夫)にはウソをつき通うがある日、ばれてしまう。しかし竹井はやるならとことんやれと清次を励ますのだ。

試合に出るようになり、スジのよい清次は順調に勝ち進む。

ある日、テレビの修理でマンションを訪れた清次。女一人住まいらしく、清次が部屋に入ると女は風呂に入っている。ベッドには清次の活躍している記事が載っている週刊誌がおかれ、女に自分がそのボクサーだという清次だった。

 

ある晩の試合後、控室に戻る途中に声をかけられた清次。手にはあるクラブで待っているとかかれたマッチ箱があった。

そこに待っていたのは清次がテレビの修理に訪れた部屋の女でクラブのママ、水沢早苗(南田洋子)であった。そしてもう一人、足の悪い元ボクサーの健次郎(川地民夫)。

ある晩、清次は東のジムを訪れる。しかしそこで見たものは東の妻、奈々子(白木マリ)とトレーナー、川村(高品格)との不倫現場であった!慌ててその場を後にしようとする清次に川村は誰にも言うな、あの女は誰とでも寝るのだという。許せない清次は一人残った奈々子に東に本当のことを言ってくれと迫っているところへ東が帰ってきた。突然奈々子が悲鳴をあげ、なんと清次が奈々子を襲うとした!と勘違いされた清次!!!

こういう時って女性のほうが信じられやすいよね(笑。

東(葉山良二)にはまるで清次(和田浩治)が奈々子(白木マリ)を襲っているように見える

言い訳もせずそのまま早苗のいるクラブで酒を飲んだ清次はすっかり酔ってしまう。早苗に送られた先はマンションの一室。しかしそれは早苗が清次を支援したいと借りた部屋だった。

気まずいまま東のジムで練習に励む清次。その後の試合で足をくじいた清次が試合をやめたいと東に訴えても東はやめさでない。清次はあのことがあって東に嫌がらせされていると思うようになった。

 

順調にキャリアを積んでチャンピオンの座も見えて来た清次に立ち込める暗雲。

人生ってすべてが順調には行かないのは誰にでもあることですね。

その時そーするのか??!!に今後の運命がかかってきます。(力説)

 

まだ細い中尾彬がクラブのバーテンダー役ででているようです。藤竜也はちょっと確認できました。

川地民夫の役はいてもいなくても良いのでは?と思いますが、最後に重要な人物となるのです。だから川地民夫だったのね。

 

懐かしい昭和の風景。

有楽町?神田?丸の内?

 

 

 

神宮前周辺の商店

 

高い塀に囲まれたの細い路地。こういうところはまだありますね。

 

 

ここはどこでしょうか。