日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

夢に見た日々 第2話 本当のこと 1989年10月26日 テレビ朝日

演出 深町幸男 作 山田太一

出演 千葉真一 桃井かおり 佐野量子 三崎千恵子 坂上忍 中島唱子 なぎら健壱

千葉真一・桃かおり

あまりにも気に入ったので、しばらくこのドラマのあらすじでも書こうと思います(;'∀')。思い出して書くという行為は認知症予防にもなる(笑。

本当は昨日、言問橋あたりへ行きたかったのですが雨が降ったりやんだりで天気予報では夕方から激しい雨なんて言ってましたがそーでもなく、行けばよかったと後悔してます。言問橋あたりは観光客もほぼおらず、人混みを避けたい私にはもってこいな場所です。さらに上流の白髭橋まではまだ遊歩道も整備されておらず昔のままなので人も歩いていないかも。

 

千葉真一桃井かおり

 

第一話で関本慎作(千葉真一)にひどいことを言ってしまった多恵子(桃井かおり)は彼の連作先を調べるがみつけられず、もう会うこともないと諦める。ところがしばらく経って慎作が多恵子の勤める支店に現れ、翌日の土曜日に話したいことがあると再会の約束をする。

連れていかれたのが言問橋の横にある「河」という店だった。慎作を店の従業員が出迎えに外まで出てきたりするので多恵子はたじろぐ。なんだかわからないまま川にせり出しているテラスへ案内されるが、慎作は頼んだコーヒーも来ないうちにその店を後にする。働いている年配の女性(三崎千恵子)に「マスター」と呼ばれている慎作。

その後、清洲橋が見渡せるステキなレストトランへ行った多恵子は「マスター」と呼ばれた慎作に質問するが、彼はハッキリ答えない。それどころか彼は「自分は嘘つきでろくでなし」なんだと言ったりする。

佐野量子桃井かおり

 

その夜、洋子(佐野量子)のアパートへ行って多恵子は事の顛末を話す。「ろくでなし」とは付き合えないという多恵子だが、洋子は多恵子が言問橋の「河」というお店へ行って慎作のことを確かめて欲しいのだと感じ、ひとり、勤務の後行ってみる。

そこでやはり慎作が「河」の雇われマスターであることがわかる。野球選手時代の後援会会長の持ち物の店を一年間やらせてもらっているという。うまくいかなければ一年で終わりで、すでに4か月経過したが、店は閑古鳥が鳴いている。何をやってもダメな人間なのだと慎作は洋子にいうのだ。

さすがに89年のドラマなんで桃井かおりが(喫煙者でない)佐野量子の部屋でもタバコを吸う。今なら絶対にありえない。実生活でもありえない(笑。佐野量子も全く嫌がらず、灰皿と言われて床に置いてあった蚊取り線香?のアルミ容器を差し出す。

 

慎作がやはりあの店のマスターだとわかった多恵子は翌日の日曜日、ふたり揃って「河」へ向かう。

慎作と従業員で店内の補修をしていた。昨夜は貸し切りで下のテラス席を見なかった洋子もその眺めをみていい場所だと思う。店をもう少し何とかしたいが、なかなかうまくいかないという慎作に突然多恵子が店の改装資金を出すと言い始め、それを聞いた洋子はビックリ。

洋子から店のことを聞いていた多恵子は、慎作がオーナーから店をなんとかしろと言われており、その店の改装資金をだすことは良い投資だと思うのだ。そして自分好みの洒落た店にして、今いる従業員で若い男の子(坂上忍)以外は辞めてもらうという計画を洋子に話す。おしゃれなレストランにおばちゃんや太った女の子、ナポリタンとカレーしか作れないシェフは要らないというのだ。それでも洋子は最近の多恵子は何かおかしいと訴えると、多恵子もそれを認め、このままでいいのか?銀行は確かに居心地もいいが、これでいいのか?と思っていると自分の心の内を明かす。そういわれると何も言えない洋子だった。

その晩、多恵子の部屋へ行った洋子。そこへ深夜、慎作が訪ねてくる。昼間の件は本当だろうか?と確認にきた慎作に多恵子はビジネスライクな物言いで、店のことに口出しをしないという条件を言う。慎作は了承し、再度店を訪れる洋子と多恵子。

従業員を改めて紹介して皆と握手する多恵子を見て、辞めてもらおうとしている人にもそんなことはオクビニモださず、笑顔をみせる多恵子に彼女がますますわからなくなる洋子だった。

三崎千恵子中島唱子坂上忍なぎら健壱

この回では今は新しく生まれ変わった渋谷の宮下公園が出てきます。

宮下公園

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