日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

ドラムと恋と夢  1956年 日活

監督 吉村廉 脚本 待田京介

出演 フランキー堺 中原早苗 菅井一郎 木戸新太郎 天草四郎 柳谷寛

   北原三枝 芦川いづみ 長門裕之 岡田真澄 葉山良二 水の江滝子

   市村俊幸

www.nikkatsu.com

 

中原早苗フランキー堺

 

やっとブログタイトルらしい映画の記事が書けるようになりました@日活

なんと俳優の待田京介が書いたという脚本!

ドラマーを夢見ながら蛇男に扮して遊園地にある見世物小屋で客を脅かすフラ公(フランキー堺)はある日、盲目の娘、待子(中原早苗)と出会う。彼女は両親亡き後、目が見えなくなり、東京の医者に診てもらえば治るときいて3万円を貯め上京したが、騙されて有り金を全て奪われた。そこで死に場所を求めて見世物小屋周辺をうろついていたのだ。

待子に何をしているの?と訊かれ、つい一流の音楽家だと言ってしまったフラ公。

夜に開かれるラジオ放送のジャズ演奏会でドラムを叩くのだと豪語するフラ公を目が見えない待子は演奏を聴きながらどんな人だろうと想像する。

ここで特別出演の待子が想像する3名の男性

長門裕之

岡田真澄

葉山良二

 

しかし手術が受けられない待子。フラ公はまた死のうとする彼女に3万円は自分がなんとかすると約束。しかし手立てがない。そこに「殺人コングに勝ったら賞金3万円」というプロレスの看板が目に入り挑戦する。

遊園地の屋台レストラン、スマイルの親父(菅井一郎)や友人のサブ(木戸新太郎)はなんとかフラ公を勝たせようと彼には興奮剤、相手のコング(市村俊幸)には睡眠薬をのませようとしたが、なんと二人に逆の薬をのませてしまいフラ公はリングで寝てしまう。だが!なんだかわからないまま(笑、フラ公が勝利し、待子は目の手術を受ける。

中原早苗

手術は成功し、目が見えるようになった待子が最初に見たのは手術を担当してくれた眼科医(北原三枝)と看護婦(芦川いづみ)だ。

可愛いいづみちゃん!と北原三枝

ところでこの3女優、北原三枝1933年生、中原早苗といづみちゃんは1935年生まれの21歳。北原三枝23歳だけどあの大人っぽさはなんだ!

そしてやはりいづみちゃんがダントツにカワイイ♡

 

目がみえるようになってすっかり元気になった待子は見世物小屋戻り、自分を助けてくれた演奏家は誰なのかサブや親父さんに訊くが教えてくれない。なんだか声がそばにいるフラ公みたいだったと気づき、こっそり見世物小屋を後にした彼を追い駆けようとすると親父さんが優しく引き留めるのだった。

菅井一郎・中原早苗・木戸新太郎

フランキー堺はフットワーク軽く、スクリーンを跳ねまわります♪♪

フランキー堺

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