日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

刑事物語 東京の迷路  1960年1月 日活

監督 小杉勇 脚本 小杉勇 野々晃 原作 大和田健一

出演 益田喜頓 待田京介 青山恭二 香月美奈子 浜村純 松本染升 広岡三栄子

   土方弘 黒木広美 久子登紀子

www.nikkatsu.com

 

Amazonより

 

日活+のサブスク開始のきっかけとなった「刑事物語」シリーズ。待望の第一作視聴♪

第3作だけ無料で見た時に親子の刑事の話だと知りましたが、老刑事益田喜頓、本庁刑事の息子が待田京介でした。当時の流行りなのか待田京介が蝶ネクタイだった。

タイトルの東京の迷路よろしく、都内広範囲でロケしたようですが、64年経った今、特定するのは難しい。なんたって私が生まれた年、しかも1月に公開。ということは撮影は早くても1959年だと思われる。

待田京介益田喜頓

 

夜のトラス橋で客引きをしていた売春婦(黒木広美)は撃たれてすでに死んでいる刑事に声をかける。

コルトで撃たれたのが死因で彼の手には片方だけのイヤリングが握られていた。

城南警察署と本庁からきた刑事で現場近くのドヤ、九龍館の住人があやしいとめぼしをつけ捜査開始。本庁からきた佐藤保郎(待田京介)は強引に怪しい男(土方弘)を引っ張っていくが、ドヤの住人たちに取り囲まれる。そこへ保郎の父で城南署の温情刑事、佐藤源造(益田喜頓)が現れ、手荒な取り調べはしないからと集まった住人たちを説得する。彼らは顔見知りの源造がいうならと引き下がる。

若さとやる気で捜査しようとする保郎と人生正論だけでは人は言うことをきかないという老刑事の父。

罪をなすりつけられそうになった若いカップル(青山恭二・香月美奈子)や情報屋(松本染升)の登場。情報屋って今でもいて刑事はおこづかいを渡しているのだろうか?そのお金は刑事の自腹?謎です。

最後の拳銃パンパンはちょっといただけないけど、古い街並みが見れるのは楽しいです。

ここでは錦糸町駅前や「みどり橋」というトラス橋がでてきます。

検索するとどうも江東区にあるみどり橋のようでもありますが確証はありません。

映画のシーンででてくるみどり橋

江東区のみどり橋

錦糸町駅

 

にほんブログ村 映画ブログ 日本映画(邦画)へ
にほんブログ村