日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

あゝ青春の胸の血は 1964年 日活

監督 森永健次郎 脚本 才賀明

出演 和泉雅子 山内賢 舟木一夫 東野英治郎 菅井一郎 進千賀子 二本柳寛 

   平田大三郎 小高雄二 市村博 

www.nikkatsu.com

日活より

 

和泉雅子が北極点に到達し、その報告会見で久々にテレビでみた時にはあまりの変貌ぶりに度肝を抜かれた(;^_^A。子供の頃に見た彼女のイメージとかけ離れていたのだ。吉永小百合松原智恵子と並んで日活三人娘と呼ばれた彼女。吉永小百合の私生活はベールに包まれているが松原智恵子はあるインタビュー番組で家のことは全てお手伝いさんがやっていると言っていた。例えば献立は料理の本で松原がこれが食べたいと指定し作ってもらうんだとか。羨ましい。話それました('◇')ゞ

この作品、舟木一夫クリーニング屋で街中を走り回り、歌を披露し、たまに和泉雅子に声をかけるという役。こちらも御三家のひとりで舟木一夫ファンも見に行ったことでしょう。

舟木一夫

 

戸田橋近くのおもちゃ工場に勤める友子(和泉雅子)の両親はすでに亡く、伯父さん(菅井一郎)の家に厄介になっている。彼女は過去、学園(少年院のこと?)と呼ばれる施設にいた不良少女だったが、今は真面目に働いている。

大学のボート部で練習をしている学生を見て、友子は「彼らのひとりと知り合って熱烈な恋をする」というと同僚からは「あんたなんかと付き合うわけがない」と言われる。彼女は学園帰りということで同僚からはよく思われていない。悔しい友子は、もし自分が大学生のひとりと付き合ったら給料の一か月分の賭けをしようと言い出す。

そして友子は一計を講じる。知り合いの不良仲間に頼んで友子を追わせる。そこへボート部の邦夫(山内賢)が通りがかり、彼女は偶然を装い見事、邦夫と知り合うことに成功。その後、再会したふたりはデートを重ねるが・・・

日活のあらすじでは友子は感化院あがりと書いてある。今は児童自立支援施設と改称。

ま、昔の不良なんてカワイイと思えるほど現代の不良は凶悪化している。不良という言葉すら聞かないが差別用語にでもなったのだろうか。前はその人の服装である程度判断できたが今はわからない場合が多し。怖すぎるって。

和泉雅子山内賢

和泉雅子山内賢 路線で人気を博した青春映画です。

昔の戸田橋がふんだんに出てきます。こんなんだったんだ。

旧戸田橋

 

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