日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

若くて悪くて凄いこいつら  1962年 日活

監督 中平康 脚本 池田一朗

出演 高橋英樹 和泉雅子 和田浩治 清水まゆみ 山内賢 清水将夫 進千賀子

   細川ちかこ 北林谷栄 宮城千賀子 葉山良二 二本柳寛 安部徹 草薙幸二郎

   星ナオミ

 

www.nikkatsu.com

 

日活より

先日、石川達三原作を元にした「金環蝕」が放映されて録画。昔記事にしたので書かないが、政治家の汚職の話なのでまさに今世間が騒いでいる洋上風力公募を巡る資金提供の疑惑の人となった衆院議員の大先生wなんか金額の大小あれどまるで変ってないというかまるで昭和だ。

この作品、まぁ娯楽コメディアクションなんだけど、金環蝕よろしく「佐倉ノート」

を巡る財界汚職の話。名だたる?大企業の社長相手に大学生が大暴れ!!

まぁ、当時の日活が売り出し中の「高橋英樹」をメインに第2の裕次郎和田浩治」も出演させた青春アクションだ。もう色んな人と色んな話が盛りだくさんだったので

これが言いたかったのだ!というのがいまいちわからん作品でもあった(笑。

 

新子(和泉雅子)は大学の男子生徒、納屋浩(高橋英樹)の運転するサンダーバードで同じく男子学生の松村俊夫(和田浩治)と軽井沢方面はドライブするが松村に車内で処女を奪われそうになり、置き去りにされる(え?)。そこへ通りがかったのが佐倉(清水将夫)で、新子は乗せてもらうことになった。「おじさまって素敵ね!処女をあげても良い」なんていう新子だが、佐倉は新子をいさめ、自分には新子と同い年の孫がいたが自殺してしまった・・・と話す。

佐倉に電話がかかり、新子が聞き耳を立てる。どうも佐倉は死のうとしているような。

 

そこから途中で降ろした新子が心配で追いかけてきた納屋と俊夫・・・事件が始まる。

 

ここで清水将夫の孫娘役で記憶喪失になったのが進千賀子という女優さん。

当時の日活映画に、ちょこちょこ登場する人だが、倍賞千恵子系の顔立ちで

これからは日活の倍賞千恵子と言うことにする(笑。

進千賀子

北林谷栄と進千賀子

で、あらすじはどうもうまく書けそうな自信がない(;^_^A。詳しくは日活で(え)。

謎だったのはみんな大学生なのに勉強もせず、最後はライフルを集めて大学でぶっ放したり、肝心の佐倉氏と孫娘はとっととアメリカへ行くんでそれ以降の出番なし。

 

カラー作品なんだけどスチルが白黒っていうのもどーよ?。

高橋英樹が主題歌を歌っているがうまくない(笑。

しばらく青春ものに出演したのち、60年代後半にはヤクザになり、その後桃太郎侍になった。