日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

死の壁の脱出  1958年 日活

監督 滝沢英輔 脚本 石原慎太郎 西島大

出演 葉山良二 筑波久子 南田洋子 二谷英明 殿山泰司 西村晃 清水将夫

   河野秋武 宍戸錠 

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葉山良二・筑波久子

 

いよいよ2024年も終わります。子供の頃の一年は長かった・・・いや一日が長かった・・。今は一日なんてあっという間に終わってしまう。なぜだろうと調べたことがありますが、子供時代は色々と新しいことを学んだり、やったりすることが多く、時間が長く感じられるとある。??わかったようなわからないような。

 

二谷英明南田洋子

 

石原慎太郎が葉山良二のために書いたという作品。葉山良二は悪人なんだけど、だんだん良い人?になっていく。暗い影のある役の多い筑波久子は亡き中将の令嬢役でいつもとは違うイメージ。

葉山良二・筑波久子

 

終戦後、香港の暗黒街で暗躍した木川(葉山良二)は麻薬密輸船で麻薬を売るの吾妻(河野秋武)と共に日本へ上陸した。吾妻は表向き火災保険会社とキャバレーを経営している。その事務所に三浦恵子筑波久子)がやってきた。彼女は亡き中将の令嬢だが自由奔放に生きており吾妻の事務所に出入りしていた。木川は恵子に麻薬ブローカーに近づかないようにと忠告するが恵子は聞く耳をもたない。その後、街で木川を見かけた恵子はドライブに誘い、アブナイ男、木川への好奇心から関係をもった。

 

木川は麻薬取引の仕事に精を出す。そして横浜港に入港した船からトランク2つを預かり、受け取り人へ渡す。ところがトランク一つが予期せず奪われてしまう。

それを取り返すべく木川は動くが・・・

南方で木川は日本軍将校をして一緒に戦った人民軍の指導者ハッサ(二谷英明)と妻のサヤン(南田洋子)がトランクの本当の受取人だった。

木川は当時、サヤンの姉のサキンと恋仲であったが、サヤンは戦闘に倒れ、それが木川の密告によるものとハッサは疑っている。サキンとサヤンは南田洋子一人二役で、様子からするとサヤンも木川に心寄せているようにも感じました。

二谷英明のたどたどしい日本語が可笑しかった(笑。

ハッサ夫妻と木川が南方で一緒に戦ったとういうのは終戦後に現地に残った日本兵のことだろうか?

筑波久子南田洋子

この街・・どこかのオフィス街だ。

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