監督 成瀬巳喜男 脚本 池田 富三
出演 忍節子 磯野秋雄 結城一朗 山内光 葛城文子 井上雪子
銀座の喫茶店に勤める 忍節子は恋人である結城一朗に、田舎に帰って結婚しろと言われていると言われる。
その後、結城に会いに行く途中、車に轢かれ、結局会えずに終わってしまう。
その車にはお金持ち（華族？公爵？）の息子 山内が乗っていて、病室で母（葛城文子）と共にできることは何でもしますと言う。山内は忍に恋してしまう。
ある日、ルームメイトの香取と歩いていると、女優になりませんかとスカウト（笠智衆）される。
彼女には弟がいて大学へ行くために上京し、忍と一緒に住むことになっている。
同じアパートには銀座で似顔絵かきをしている日守がいて、忍に気があるのか、その友達に気があるのか、コーヒーを飲みませんか？など色々世話を焼く。
忍の弟が来るのでルームメイトは引っ越す。
弟に私が女優になればあなたを大学までなんなく行かせることができるというと、
弟はそんなことをする必要はない、自分は働きながら学校へ行くのだと言う。
忍に魅かれている山内は思い切って忍を誘い、映画に行く。
そこへ親戚の女性がいて、忍のなりをみて、私達とは身分が違うなどというが、山内はかばう。当然そのことは母に知れるが、反対を押し切って結婚する。
一方、ルームメイトの香取は忍には内緒で女優になり、銀座の喫茶店へステキな洋装で現れ、自由が丘撮影所に行ってるのなどという。
山内の家では、身分の違いから義理の母や姉から辛い仕打ちを受ける忍。
そこまでで、なぜか終わってしまい・・・（某巨大動画サイトへのアップ映像のため）
その後が観れずにいます。
で、その後の展開をネットで調べました。
結局、忍は婚家を出る。弟は車の運転手として職を得ている。
ルームメイトの香取に仕事を紹介してもらった絵描きの日守だが、結局日守も元の絵描きに戻り、女優になった香取もうまくいかない。しかし二人は結婚する。
成瀬映画は、うまくいきそうでうまくいかない・・そんな現実を描くのがうまいです。
なつかしの顔でも、母も嫁も、自分の息子、夫が出ている場面（ニュース映画）が観れない。やっと見ることができるのは映画の最後。
サイレントは途中で寝てしまう（笑 のですが、これは寝なかったです（笑。
最後まで見たかった。
