日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

黒い十人の女 1961年 大映

監督 市川崑 脚本 和田夏十

出演 山本富士子 岸恵子 宮城まり子 中村玉緒 船越英二 岸田今日子

   倉田マユミ 浜村純 伊丹十三 

 

宮城まり子さんが亡くなった。93歳。女優さんとして私は彼女をこの映画以外でみたことはないです。

私が子どもの頃、私財を投じて学園を作った人くらいは知っていましたが。

 

船越英二を中心にその妻と愛人9人が張り合うが、宮城まり子は真面目なので自殺してしまう。そして幽霊となって残された女たちのバトルの場面に登場するが、みんなには見えない。

山本富士子は船越の妻だけれどあまり嫉妬もせず(でもやはり愛しているのだ)、夫を殺してしまおうと愛人のひとり、女優の岸恵子と話す。

山本が経営するレストランの2階に集まった愛人たちの前で山本は夫を撃つが実はニセの銃で夫と一芝居うつ。

なんだか最後を覚えていないけれど、まぁそれなりにおもしろい映画でした。

まだ俳優だった伊丹十三がでています。