日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

ある映画監督の生涯   1975年 ATG

監督 脚本 新藤兼人

取材協力 田中絹代 浦辺粂子 若尾文子 入江たか子 山路ふみ子 小沢栄太郎

     進藤英太郎 小暮実千代 山田五十鈴 香川京子 京マチ子 乙羽信子

     中村雁治郎 柳永二郎 中野英治 森赫子

     増村保造 宮川和夫 成澤昌茂 坂根田鶴子 依田義賢 川口松太郎

 

溝口健二の話。びっくりなのは、溝口の妻が入院している精神病院まで行ってどんな様子なのか病院関係者に言わせ、映像を撮っていること。いまなら絶対無理でしょう。

近所のお菓子屋?のおばさんが「まだ生きてるんですか?(溝口監督)」とびっくりされ、進藤監督はいや、溝口監督は亡くなりましたが、奥さんは存命です・・・などという。

 

日本初の女性監督、坂根田鶴子さんのインタビューが(なぜか)駅のベンチで行われている(笑。もう少し彼女の話を聞きたかった。結局、1974年にインタビューを受けた彼女は翌年、このドキュメンタリー公開年に亡くなる。

 

入江たか子の降板騒動の話を本人から直接聞いている。

 

そして新藤兼人氏がやたらと知りたがっている(笑、田中絹代との仲だけれど、

うまいこと絹代さんにかわされる。

 

長いので途中やっぱり寝てしまったので山路ふみ子さんのインタビューはみていない。

 

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失明して引退した 森赫子

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鳴滝?駅でインタビューを受ける坂根田鶴子