日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

西鶴一代女  1952年 東宝

監督 溝口健二 脚本 依田義賢 原作 井原西鶴

出演 田中絹代 三船敏郎 菅井一郎 沢村貞子 進藤英太郎 山根寿子

   宇野重吉 大泉晃 清水将夫 加藤大介 小川虎之助 柳永二郎

   浜田百合子 市川春代 原駒子 毛利菊枝 出雲八重子

 

溝口監督といえばこの西鶴一代女か赤線地帯が好きかなぁ。

 

京の都で御所に仕えていたお春 田中絹代が周囲の男達によって流転していく。

 

売春婦にまで身を落としたお春がお寺の本堂の羅漢群をみると、その羅漢のなかに

初恋の人、三船に似た顔がある・・・。それを見た田中絹代の顔がうっとりする・・・。そこから回想が始まる。

この時の田中絹代の顔が絶品!

 

数回みたが、年齢とともに哀れを感じる。