日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

武蔵坊弁慶  1942年 東宝

監督 渡辺邦男 脚本 比佐芳武 原作 比佐芳武

出演 岡譲二 山田五十鈴 高峰秀子 黒川弥太郎 高堂国典 進藤英太郎 

   小杉義男 小高まさる

 

衛星劇場より

時代劇系はあまり興味がなかったが、キャストに高峰秀子(牛若丸)があったので見てみた。

しか~~~し!デコちゃん、なかなか登場しない(笑。

 

京の都が乱れているのは平清盛(高堂国典)の悪政のせいだと弁慶は平家の刀、千本を取り上げることを思いつき(多分)、片っ端から長槍で取っていく。

同じ寺にいる弁慶の仲間?は兵士から奪い取った古着を道端で売って生計を立てる。

 

清盛は毎晩、酒をのみ、女に舞を踊らせている。その中の小式部という女(山田五十鈴)がお気に入りだが、彼女は清盛が嫌で自殺しようとしているところを弁慶に助けられる。

ところが弁慶は女が苦手で、しばらくすると女に出ていけと一緒にいる三郎(小高まさる)に言わせ、女は出ていくが、やはり自殺しようと試みて弁慶は女に寺にいてよいと伝える。弁慶に心惹かれる女・・・。

 

千本の刀まであと少しとなったが・・。

 

とにかく牛若丸が出てこない(笑。

まぁ、山田五十鈴が美しかったんでヨシとするが、音声が悪くさらに昔の言葉?だったりでさっぱり内容がわからん!

 

なんだかわからないが、女が寺をでて清盛の元へ帰っていく。

刀千本を集めても女ひとり助けられなかったことを知った弁慶は橋で牛若丸と出会い、

デコちゃんがw「え~い!」と弁慶に扇子?を投げて受け取るとこの人だぁ~~と平家と戦うべく出陣する・・・みたいな(;^_^A。

 

一時間30分も見てデコちゃん登場が映画が終わる数分前、しかもセリフは

「え~~~い!」だけだった(笑。

戦時中、しかも太平洋戦争が始まっている最中。

”征かぬ身は、いくぞ援護へまっしぐら”

というスローガンが映る。