日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

社長三代記  1958年 東宝

監督 松林宗恵 脚本 笠原良三

出演 森繁久彌 小林桂樹 加藤大介 三木のり平 杉葉子 団玲子 久慈あさみ

   司葉子 英百合子 太刀川洋一 三好栄子 雪村いづみ 有島一郎 

   扇千景 笹るみ子 中田康子

 

社長シリーズ第4作。初めて松林宗恵が監督を務めた作品とある。

河村黎吉、森繁久彌・・・そして次の社長はなんと「質実剛健」の加藤大介。

 

急遽、アメリカへ行くことになった森繁にかわり、社長代理として加藤大介が社長になる。その妻が杉葉子なのだが、この映画は前にも見たことがあったがまだ古い日本映画に詳しくなかったので杉葉子のことは気づかなかった。

 

加藤の家では家族が社長(代理)になったのだから、幼い兄弟はテレビが欲しいとか長女の団玲子は洋服をねだる。妻は迎えの車が来るのにこんな古い家では恥ずかしいと家をねだる(笑。

 

扇千景が新橋の芸者役ででている。

 

小林桂樹はいつもの秘書役で、同じ秘書課の司葉子とデートをしようにもなかなか実現しない(笑。

 

神戸の会長(河村黎吉の妻)三好栄子の娘の雪村いづみは八ミリが趣味で河村黎吉の

三等重役の一場面が雪村が映したことになって冒頭披露される。

最初は、合成?かと思ったが、どうも実際の映画から抜き出したようだ。

(森繁、小林ともに三等重役に出演)

 

私は社長太平記のほうが好きかも。