日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

霧笛が俺を呼んでいる  1960年 日活

監督 山崎徳次郎 脚本 熊井啓

出演 赤木圭一郎 芦川いづみ 葉山良二 吉永小百合(新人) 西村晃

   二本柳寛 内田良平

 

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吉永小百合15才。新人とある。吉永小百合の凄さは75才なのに15才当時を見比べても違和感がないところ(笑。いまでもお化粧が濃くなるわけでもなく、体形がかわった訳でもない。お化粧、特に目元のアイラインがすごくなるのはどんな美人女優でもそうなるのでがっかりすることが多い・・。司葉子とか・・・。

 

さて、この映画、圭一郎の歌が下手だった(笑。

 

船乗りの赤木は船の学校で一緒だった友人、葉山良二のアパートを訪ねるが、半年前から姿がないと管理人?に言われる。

そして葉山は横浜港から身を投げ自殺したと知らされ、現場へ向かうと、葉山の恋人?(はっきり言わない 妻か?恋人か?)だったという芦川いづみと出会う。

芦川は正体不明の電話でその岸壁で若い男と会うようにいわれたという。

 

赤木が立ち寄ったバーのホステス?が葉山のことを知っているらしく、事情を聞きに行くと彼女は殺されていた・・・。

 

葉山は北海道から病気の妹、吉永小百合を呼び寄せ、手術をうけさせて入院させていた。妹の入院先を訪ねると妹は兄は自殺などしないという・・。

 

背後にうごめく麻薬密売組織と葉山良二の関係を探ると、ギャング一味のチンピラが葉山に見せかけられ、葉山は生きていることがわかる。

 

葉山良二の最後が結構衝撃!(笑。

 

芦川いづみはクラブ歌手?で、歌う場面もあるけれど口パク?なのか???

 

芦川いづみ浅丘ルリ子と比べるとインパクトがなくて弱々しく、60年代に入って大人の役をやるとどうも見劣りしてしまう・・・。

 

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クラブで歌う芦川いづみ

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刑事役 西村晃赤木圭一郎 後ろに見えるのはホテルグランド?

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在りし日のバンドホテル(中はセットでしたが・・)