日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

「十三号待避線」より その護送車を狙え 1960年 日活

監督 鈴木清順 脚本 関沢新一 原作 島田一男

出演 水島道太郎 渡辺美佐子 白木マリ 小沢昭一 芦田伸介 内田良平

   安部徹

 

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wikiより

 

護送車の囚人2人が護送中に射殺され、刑務官だった水島はその責めをおって6か月の休職処分となった。その中で生き残った囚人の小沢昭一は保釈金を恋人の白木マリに出させており、出所し、熱海にいる。

なぜ護送車が狙われたのか、その謎を解こうと水島は6か月の休職処分を幸いにひとり捜査に乗り出すのだが、警察では素人が手をだしてはいけないと言われる・・。

五郎の居場所を追って熱海へ行き、五郎が所属する組の組長へ会いに行くとそこには妙齢の女、渡辺美佐子がいた。入院している父、芦田伸介に代わって組の仕事をしているという。

 

この渡辺美佐子が最後まで怪しくて、水島の頭は混乱する。

そして「アキバのだんな」という男が謎の男として裏で女を売り飛ばす組織の長として登場するのだが、それはいったい誰なのか・・・も最後までわからない

 

アキバのだんなとはいったい誰なのか?果たして渡辺美佐子は敵なのか味方なのか!

けっこうハラハラドキドキ。

昭和35年前後の新宿がでてきます。

 

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新宿(多分南口?

ガソリンのタンクを積んだトラック(丸善石油)に手足を縛られて乗せられ、ガソリンをこぼしながらゆっくり進むトラック・・・水島と渡辺美佐子がのっている・・。

安部徹がこぼしたガソリンに火をつけるとその火がトラックのあとから燃えはじめる・・脱出しないと引火してトラックも爆発してしまう!!!

水島道太郎がゲーリークーパーのようにカッコよかった(笑。

 

 

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果たして渡辺美佐子は敵か?味方か?