日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

誘惑  1948年 松竹

監督 吉村公三郎 脚本 新藤兼人 

出演 原節子 佐分利信 杉村春子 山内明 殿山泰司

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戦後3年でつくられた映画。なんと原節子の不倫もの・・。

相手は佐分利信結核で療養している妻、杉浦春子。

 

佐分利信は恩師の墓参りで偶然知り合った恩師の娘、原節子に援助しようと

彼女を子供たちの家庭教師とするのだ。

 

が、気が付くと二人は愛し合っていることに気づく。

 

いくらなんでも療養中の妻、杉浦春子が可哀そう過ぎる!

 

原節子にフラれてしまう学生に山内明。

 

当時はかなりセンセーショナルな物語だったと思う。

 

どーなる?どーなる?と思っていたら、嫉妬に狂った杉浦春子は原を許して死んでしまい・・・えーーー!最後は佐分利の元へ訪れた原を窓越しに抱き上げて家に入れるというハッピーエンドなんだか(彼らにとっては)なんだかわからない(妻の立場なら)結末を迎えるのだが原のあの笑顔はやはり良い。