日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

秋日和  1960年 松竹

監督 小津安二郎 脚本 野田高梧 小津安二郎

出演 原節子 司葉子 岡田茉莉子 佐分利信 中村伸郎 北龍二 桑野みゆき

   佐田啓二 桜むつ子 渡辺文雄 笠智衆 沢村貞子 三宅邦子 岩下志麻

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五番町夕霧楼を見てしまい、大泣き(笑。

 

で、秋日和。昨夜 彼岸花を見たんだけれど、セットが全く同じだった・・・。

そしていつものメンバー。今回は未亡人(原節子)と娘(司葉子)の結婚の話。

娘は母ひとり残していけないと結婚には興味がないといい、母はそんな娘の行く末を心配する。亡くなった夫の七回忌で集まった学友、佐分利信中村伸郎、北龍二

娘にいいお婿さんをと紹介する・・・・。

原節子は40歳になるかならないかの時でまだまだ美しい。映画でも男三人が彼女の美しさ、若さを褒める。元々彼女は(東大と思わせる場所=本郷)薬局の娘で、大学時代の3人が彼女目当てに通った?という。ところが同級生の三輪という男性と彼女は結婚、娘をもうけるが亡くなってしまう。

 

娘がその気にならないのは母が気になるからと、今度は原節子にも再婚させようと

佐分利信中村伸郎は妻に死なれた男やもめの大学教授、北龍二を候補に挙げるが

龍二は親友だった人の奥さんはもらえない・・と最初は断る。しかし家に帰って息子(三上真一郎)に相談すると原節子なら大賛成だという。それにいつまでも父親が一人だと自分が結婚したあとにメンドクサイから再婚してくれと言われる(笑。

その気になった北龍二は早速佐分利信を訪ねて、話を進めてもらおうとするが二人に色々いじられるのが面白い。

 

筋書きは彼岸花と似たような話だった。ところどころ笑えるところをちりばめている。

控えめな笑いは好きだな。

 

原節子は1962年の忠臣蔵の映画を最後に映画界から姿を消した。

 

岩下志麻佐分利信のいる重役の部屋へ案内する女性社員?だった。

 

松竹より