日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

猟人日記  1964年 日活

監督 中平康 脚本 浅野辰雄 原作 戸川昌子

出演 仲谷昇 戸川昌子 北村和夫 岸輝子 十朱幸代 小園蓉子 山本陽子

 

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見はじめて前になにかで見たことを思い出したが、筋はさっぱり記憶にない。多分途中までしか見なかったのかもしれない。

 

仲谷昇は会社経営者の娘、戸川昌子と留学先で知り合い結婚。妻の家で暮らしながら妻の父の会社の跡を継いで、東京と関西を行き来している。

妻は奇形児を(今、こんな言い方するのか?)生んで以来、(不感症?)夫婦間で夜の営みがなくなり、仲代は東京に来た時はホテル暮らしなのだが密かにアパートを借り、

そこで夜な夜なガールハントした女性達のことを日記に残すのを愉しんでいる。

 

それが「猟人日記

 

仲谷と関係をもった女性のひとり、山本陽子(だと思う)は元々ノイローゼ気味でその後会社のビルから飛び降りて自殺する。警察の調べで彼女は妊娠していたことが発覚したが、自殺なので新聞記事になっただけだ。

そのことを知った仲谷だが、自分には関係ない・・と思うだけだった。

 

しかし、謎の女が登場する。彼女は仲谷のことを色々調べるのだ。

 

そんなことを知らない仲谷は今夜もガールハントのために夜の街へ。

フランス人と偽り、オールドミス(こんな言い方していいのか?すいません笑)の女性に近づき、彼女のアパートで関係をもつ。

 

ある日はイギリス人の特派員と称して芸術大学?へ通う女子大生のアパートへ・・・

 

ちょっと笑ったのは、どうみてもフランス人やイギリス人には見えないのだが・・・まぁいいか(笑。

 

ところが仲谷と関係をもった女性が次々と死んでいく・・・それも今度は殺人事件なのだ。そのうちの2つの事件ではなんと仲谷は殺されてしまった女性のアパートへ行ってしまうのだ。(なんだか松本清張風だが)

 

そして絞殺された女性のクビに巻かれていたのは自分のネクタイだった・・・。

 

テンポが良くて見ていて飽きない。さすが中平康監督!

きわどい描写が多々あるが、肝心なところはみせないところが絶妙♪

 

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