日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

消された刑事 1958年 大映

監督 村山三男 脚本 下飯坂菊馬 原作 井手雅人

出演 北原義郎 見明凡太郎 中条静夫 伊沢一郎 市田ひろみ

 

北原義郎続きます。

 

麻薬組織壊滅のためおとり捜査を決めた課長は自ら自分の退職金を担保に120万円を借りて潜入捜査をするこになるが、麻薬捜査官は顔が知れている。

そのために顔が知られていない刑事の北原義郎を潜入させるのだが・・・・

 

中条静夫が野球好きの悪い男を演じていた。中条静夫というと私は「あぶない刑事」の

課長を思い出すけれど、若い頃は犯罪者だったのね(笑。

私よりもっと年上の人が見たら懐かしい野球シーンが見れておもしろいかも。

とにかく中条静夫は野球中継に夢中なのだ。

 

市田ひろみという女優さんはこの当時、よく大映映画に脇役、チョイ役ででてくるが、

ちょっと前になるが一時、着物を着てよくテレビに登場していた。この人が元女優さんであったことはその時は知らなかった。最近はどうしているのか全くテレビには登場しなくなった。この映画ではやはり組織側のおんなを演じていた。

 

藤巻公義というのは藤巻潤だ。ニヒルな殺し屋の役だった。彼は私の子どもの頃はよくテレビドラマにでていたので知っている。というか若い頃の彼しか記憶にない。

有名なのはやっぱりザ・ガードマンだ。見たよー、子どもの頃。

 

昔の刑事ものって、とにかく通信手段に苦労するところがハラハラドキドキなんだけど、今はGPSであっけなく解決しちゃうから今の脚本家のほうがたいへんだと思う(笑。

 

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衛星劇場より