日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

華岡清洲の妻  1967年 大映

監督 増村保造 脚本 新藤兼人 原作 有吉佐和子

出演 市川雷蔵 若尾文子 高峰秀子 原千佐子 渡辺美佐子 伊藤雄之助

   丹阿弥谷津子 内藤武敏 浪花千栄子 伊達三郎 

 

今日は昼食作りから解放されたのでココスでメンチカツのランチへ行ってきました。

足立区千住のココスへ初めて行って、メンチカツを食べていたく感動し、家から徒歩30分強のところにココスがあることを調べ、先週と今日とでメンチカツランチばかり注文してます。往復歩くと結構歩数がいきますね。先週行った時は平日の午後一時過ぎでしたが混んでいて少し待ちました。ですので今日は午前10時40分に行きました(笑。

まだガラガラでしたが心配だったのはランチを午前10時台に提供しているのか?ということでした。開店は10時からでネットではランチは10時から午後3時までとありましたが店舗によって異なるとなっていました。メニューにはランチは午前10時からとありましたのでほっとしました。デザートに栗のパフェみたいなのを食べようか・・・とも思いましたがなにせメンチカツの揚げ物、しかもビッグサイスに目玉焼きがのっていたものを食べた後にクリーム、アイスクリームたっぷりのデザートって・・・(;'∀')

やめときました。

 

で、この映画。やはり過去見たことがあります。

若尾文子が医者の夫が作った麻酔薬をのんで失明しちゃうという筋書きは覚えがありますけど姑が高峰秀子で世界で初めて乳がんの外科手術をした話より嫁姑問題が怖かった・・・これは日本独特な関係なんでしょう。

高峰秀子の演技がだんだんおそろしくなっていくのがすごい。

 

ただ救われるのは二人の小姑が若尾文子には意地悪ではないところ。だからといって取り立てて親切でもない。

新藤兼人、この脚本は良かったです(*^_^*)

 

意地悪な姑と可哀そうな嫁・・・というわけでもなく、普通にありそうな物語で

最初は姑に憧れていた嫁だが夫が京都から帰ってきてから静かな戦いが始まる・・・。

夫と初めての夜。しかし姑は今日は一人で寝なさいと嫁に言う。なにも言えない嫁。

隣の部屋では姑と義妹たちが夫と楽しそうにはしゃいでいる。

 

その後、嫁は妊娠する。気持ちが悪くなった嫁に周りはなんだかわからず大騒ぎになるが姑は冷たく「赤ちゃんができたのだ」と言い放つ場面、飢饉に襲われ食べるものにも事欠くのだが医者である夫と嫁の食事だけは良いものを食べるように言われ、姑や義妹はおかゆだ。嫁はいたたまれず姑に自分も同じものを食べるというが姑はあんたに食べさせるのではない、お腹の子に食べさせているのだからちゃんと食べてもらわないと困ると言われ、お産が近づくと里で出産してこいと言われる。里では飢饉なのに痩せていない娘をみて姑をほめるのだが嫁はそうは思っていない・・・それを母に訴えるが母はとりあわずあんなにいいお姑さんはいない、あなたは幸福だと言われてしまう・・。

 

ただ、嫁が産んだ娘が10数年後に突然亡くなってしまう。前に次女を乳がんで亡くした姑と嫁はお互い抱き合って泣いたりする。娘を無くした親として心が通じあったりするのだ。

 

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角川映画より