日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

新婚日記 嬉しい朝  1956年 大映

監督 田中重雄 脚本 笠原良三 高橋二三 

出演 若尾文子 品川隆二 藤間紫 見明凡太郎 市川和子 東野英二郎 潮万太郎

   星ひかる 倉田マユミ

 

若尾文子・品川隆二・(後ろ姿)潮万太郎

 

45分ほどの地味に面白くなかった(笑、物語。これは続編らしく、新婚日記 恥ずかしい夢 という映画の後につくられたもの。

 

お妾さん(藤間紫)の家の2階に間借りした新婚夫婦(若尾文子・品川隆二)。

夫は妻に内緒で休日や夜間に工夫としてアルバイトをし、妻は臨時で雇われた栄養士の仕事がなくなり、夫にはまた栄養士として働くといって炊事場で洗い物をする仕事につく。お互い、なんとか収入をあげて困らない生活をしようと必死なのだ。

夫は妻にアルバイトのことは言っていないのである日の夫婦喧嘩で出ていった夫を疑う妻・・・。ところが偶然夫が夜間に工夫として働いているところを見た妻は自分も炊事婦として働くことにしたが夫には皿洗いをしていることは言えない。

そこへ九州から夫の父(東野英治郎)が上京。日曜なのに家で洗濯しているのは息子であったことに腹を立て、妻が働いているという学校へ行くとなんと皿洗いをしている。

 

もうちょっとひねりがある物語のほうが面白いのにと思った(笑。

 

藤間紫若尾文子

市川和子・若尾文子