日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

喜びも悲しみも幾年月  1957年 松竹

監督 木下恵介 脚本 木下恵介 原作 木下恵介

出演 高峰秀子 佐田啓二 桂木洋子 中村嘉葎雄 有沢正子 三井弘次 桜むつ子

   仲谷昇 夏川静江 夏川大二郎 田村高廣 井川邦子 

 

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松竹より

 

先日BS松竹東急というチャンネルができた。松竹と東急がタッグを組んだ!

平日の夜には毎晩映画だ放映される。

なぜかこの名画は早朝の放映でもちろん録画。しかし無料ちゃんねるなのでコマーシャルがある。

 

ところで、このところウクライナとロシアの戦争のことばかりだけれど「人道的」とか人道的じゃないとか言われるがそもそも「人道的な戦争」ってあるのか?

 

 

さて、昭和七年から33年までの灯台守の夫婦の物語だから長い(笑。

アカデミー賞受賞したという「ドライブ・マイ・カー」は3時間超える映画だそうで

私は集中力やら根気が低下しているので長い映画はご勘弁願いたいと映画の内容以前に思った(;'∀')。

 

長けりゃいいってもんじゃないと思うけどこれで邦画がますますドンドン長くなるんだろうな。

最近の邦画だって(といってもアマゾンの無料視聴だが)2時間はある。

 

 

昔、この映画はみたことあるが桂木洋子のところなんかすっかり記憶にない。

息子が死ぬんだけどここも記憶とは違っていた。

 

懐かしの顔がちょっとでてきて(夏川大二郎とか)さすがに木下恵介監督だ。

これは当時の灯台を守っていた人たちから聞いた話から物語を作ったということがよくわかる。

 

戦争中は部下の若い男の子が戦争に行きたくないから灯台守になる学校へ入ったのだろうと言われて喧嘩になったりする。

それを聞いた佐田啓二が義憤にかられて抗議にいくと逆に酒盛り(出征する兵士の)

に誘われてへべれけになってリヤカーで帰ってくるところなんかは笑わせる。

 

夫婦愛も描かれていてデコちゃん、佐田啓二夫妻はなかなか良い。

 

娘が結婚してエジプトへ赴任する夫とともに旅立つ船上。佐田啓二、デコちゃん夫妻は自分たちの灯台の灯りをともして見送る。それに応えて船の汽笛が鳴るっていう最後の場面は思わず涙。

 

長いのであらすじが書けません(笑。

 

 

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松竹より