日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

新しき天  1954年 大映

監督 鈴木重吉 脚本 笠原良三 原作 牧逸馬

出演 山本富士子 北原義郎 南田洋子 林成年 小沢栄太郎 滝花久子 村田知栄子

   見明凡太郎 岡村文子 青山敬治 姫路エリ子

 

スカパーより

 

結末が予測できるメロドラマ(笑。

 

好きな人を一緒になれないことに悩むお決まりのパターン。山本富士子ファンは必見♪

 

南海子(山本富士子)は父(小沢栄太郎)も認める婚約者で造船会社経営の原(青山敬治)がいる。彼女が20才の誕生日、父は南海子と弟の隆介(林成年)を捨てて出ていった母、柳子(村田知栄子)に会いに行けと言う。父は柳子をまだ憎んでいるが子供が成人を迎えたら会わせると約束したという。

 

南海子は母の住む再婚相手の屋敷へ行く。ところが母は南海子が想像していた女性とは違い彼女はさみしく思う。帰り際、再婚相手の息子の信也と出くわすが後々、彼は南海子の婚約者、原の大学の後輩で不良であることを知る。南海子も信也にはいい感じは受けなかった。

 

婚約者の原の会社が新しい船の造船記念のパーティーで南海子は酔った外人客から絡まれそこを信也に助けられるが勘違いした南海子の弟の隆介に罵倒される。

 

南海子の婚約者の原には女給の愛人、鈴子がいるが原と南海子を邪魔しようと信也と南海子に偽手紙を出し、ふたりを映画館へ誘い出す。信也は南海子から、南海子は信也から呼び出されたと思い出かけるがふたりともそんな手紙はださなかったことがわかるが

同じ館内に鈴子と一緒に来た原は鈴子の策略で二人は仲が良いと勘違いする。

 

映画の後、日比谷公園を散歩した南海子と信也。なんとなくお互い意気投合し、来週の土曜日に同じ場所で会うことを約束するが、ふたりの仲をいぶかしんだ原は南海子との結婚を早め、彼女はなんとなく納得しないまま結婚式を迎える。その日は信也と会う約束の日であったが祝福してくれる周りに何も言えない南海子。

新婚旅行へ熱海へ向かう車中、愛人の鈴子が乗ってきて原の子供を宿していることを言い、原に結婚を迫る。焦った原は鈴子と別の座席で話そうとするが途中横浜駅で停車したときに南海子は汽車を降りる。

 

南海子は親の言うことをきく良い娘で父を喜ばそうと原と結婚しようと思っていたが

今はなんだかわからない気分だ。

 

従妹の香苗は南海子より現代娘で好きになった人と結婚するというのだ。

 

その足で従妹の母、南海子の叔母(岡村文子)の家へしばらく住むことにした南海子。

叔母はドレスメーカーを営み、彼女も手に職をつけようと店を手伝う。

 

そこへ信也の婚約者だという女性が現れ彼女はショックを受ける。

信也は親が勝手に決めたことだという。

信也は柳子と一緒になるために父から離婚された母(滝花久子)がすむ郊外の家にたまに遊びに行く。彼女は学校の先生をしており信也は母の手料理で癒されるが普段の生活は父の会社の仕事ももせず遊び惚けている。

 

結局、信也と南海子は結ばれるのだが、お互いの好意はどうやってはぐくんだのかちょっと早すぎないか?

最後、南海子は佐渡へ渡る。後を追った信也と相川の断崖絶壁から身を投げようとする。

心中で終わりかと思ったらやっぱりハッピーエンドだった。

 

まだ若くて細い北原義郎と林成年が見れます。

 

オークフリーより