日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

お嫁さん 第7シリーズ 第13話 今宵楽しく

監督 番匠義昭 脚本 宮田達男

出演 結城三枝 山内賢 三崎千恵子 三井弘次 小倉一郎 岡崎友紀 真木沙織

   宝生あやこ 島田正吾 吉田敬子(佳子) 頭師孝雄 宗方勝巳 

          曾我廼家一二三  親桜子 笠智衆

 

 

クリスマス♪♪

当時はまだクリスマスイブという認識がなかったのか省三とリエはクリスマスの25日(だと思われる)にどこか出かけたくて仕方がない。

今村家ではクリスマスだからと言って特別なにかをする感じではないようでしたが

私の記憶ではかなりの家ではクリスマスをしていたような。

クリスマスツリー(の小さいおもちゃ)を飾り、鳥の足(なんていうのだw)をデパートか肉屋さんで買って食べる、クリスマスケーキとたま~にしか飲むことが許されない瓶のオレンジジュースとかコーラとか飲む。私の家では、子供が喜ぶようなデコレーションのクリスマスケーキは不味いからという理由でなぜかイチゴのホールケーキで(不二家の)子供心に不味くてもいいからあの、スノーマン形の砂糖菓子とかピンク色した薔薇の形のクリームがのったデコレーションケーキが食べたかった(笑。

 

いつも美しい結城三枝

京子の父はクリスマスケーキを持って今村家へ向かっていると、京子と一緒に買い物に行った省三、リエと土手で出くわす。

いきなりの訪問で奥ではふじ子がてんやわんや。

圭一の事務所の所長も年末の追い込みで忙しい圭一をしり目に悪いなぁと言いながら早帰りするが、なんと所長もケーキを持って今村家へ(え~~~)。

 

父からクリスマスだからもう仕事を切り上げていいと言われた清二はボタンやのユキちゃんが集金にきて、彼女の仕事が早く終わったら映画に行くことに。

親桜子

京子の父はテーラー今村で背広を作ってもらうことにして奥の茶の間で皆と酒を酌み交わす。・・という展開。いつものようになんてことない日常だけどこれだけなんにも起こらない、起こっても大したことにもならないドラマってあの当時だから作れたんだろうか。

ユキちゃんからの電話を支度して待っていた清二は連絡があっていそいそとデートへ出かける。その前に弟、妹にこづかいをねだられるてしまうのは兄の辛さだ。

岡崎友紀・頭師孝雄・小倉一郎

ところで、京子の買い物についていった省三とリエだが帰りに喫茶店でケーキを食べる。

そのケーキがあまりにも特大だったのが印象的。

当時子供だった私が見たらこんなに大きいケーキを食べてみたい!と絶対思ったと思います。その上、京子の父、圭一の事務所の所長までケーキを持ってきて、そのケーキを

また省三とリエが食べるんだけど、そのシーンも羨ましいシーンになっただろうと思います。

いくらなんでも大きいよねw

京子の父や圭一の事務所の所長、クリスマスだというのに家に帰ってあげなくていいのかね??が気になりましたけど(笑。

島田正吾と宗方勝巳

笠智衆山内賢