日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

犯罪捜査シリーズ 8.脱衣室の殺人 1958年 新東宝

監督 沢賢介 脚本 柳館雅章 高木敬

出演 大塚周夫 飯田覚三 山田康雄 左京路子 多摩桂子 和沢昌治 金井京子

   宝桂子

 

ロケなし、セットのみだった。

 

キャバレーのナンバーワンである信子(左京路子)が自分のロッカーを開けると

同じホステスの夕子(金井京子)の死体が入っていた!

 

駆け付けた谷刑事(飯田覚三)と石川刑事(大塚周夫)は支配人(和沢昌治)からロッカーの合いかぎは事務所の金庫の中でその金庫の鍵をもっているのは支配人と死んだ夕子だけだという。支配人は別の店で売れっ子だった夕子をスカウトしてきて、同時に二人は関係をもっていたので金庫の合いかぎも夕子に渡していたというのだ。

 

信子と夕子はナンバーワンを争って犬猿の仲だとわかる。ある晩、夕子と一緒に移ってきた妹分の昭子(多摩桂子)の頭に天井から落下したライトがあたり、彼女は気を失う。宿直室で寝かされた昭子だが、何者かがガスの栓をひねり、そばにローソクに火を灯して去る。臭気に気づいた昭子だが、体が思うように動かない。

キャバレーのホールでも臭気に気づき始め、居合わせた刑事二人がその臭気がもれる部屋から昭子を助け出し、ライト係の男を夕子の殺人と昭子の殺人未遂で逮捕。

 

その夜、信子、昭子、支配人、そしてボーイと、夕子と一緒に移ってきた片森というボーイたちと刑事はお礼だといってキャバレーで乾杯する。

石川刑事は占いができるといい、信子以下5人のキャバレー関係者は石川に言われるまま6桁の数字を紙に書いて占ってもらおうとするが・・・

 

この映画に登場する飯田覚三という俳優さんは、なんだか片岡千恵蔵と藤田進を足して二で割った(笑、ような人だった。

片森というボーイ役の俳優さんはなんとあの初代ルパン三世の声優をつとめた山田康雄だったが(後できづく)、俳優さんとしてみたのは初めて?な気がする。

滝藤賢一と大泉晃を足して二で割ったような顔だ。

 

今売れている滝藤賢一(私は好きな俳優さん)↓

 

滝藤賢一

脱衣室の殺人の山田康雄

山田康雄

石川刑事役の人は大塚周夫という俳優さんでやはりルパン三世の五右衛門の声の人だとある。画像は年取って毛のない写真ばかりだが同姓同名だから同一人物だと思う。

役名が石川ってなにかの因縁でしょうか(笑。ルパンで石川五右衛門の声でしたからね)

大塚周夫

その後の大塚周夫

青二プロダクションより 2015年没



刑事コロンボみたいな物語でしたが、コロンボのほうがずいぶん後だから

真似したわけでもないでしょうね(笑。

脱衣室?ってまだ更衣室とかロッカールームとかって言葉がなかったのか?と思った。