日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

妻あり子あり友ありて  1961年 松竹

監督 井上梅次 脚本 八柱利雄 原作 樫原一郎

出演 大木実 佐田啓二 津川雅彦 佐々木孝丸 三井弘次 須賀不二男

   水戸光子 高千穂ひずる 乙羽信子 桑野みゆき 牧紀子 三上真一郎

   筑波久子

松竹より

爆発寸前なシャープのスマホですが、悩みに悩んだ末、モトローラを買うことに決めました。モトローラも中華だけど、シャープもすでに中国製ってはっきり書いてある(台湾じゃなくて中国?なのが謎)

ネットで最安値だったのがなぜか私が契約している格安SIMの会社から買うのがことだった。ただしモトローラはチャージャーがついていないので純正の3080円のを別に購入。それを足してもやっぱり一番安値。さらにヨドバシでチャージャーを買えばポイントが1600円くらいあったのでそれを使ってヨドバシでチャージャーを購入。

 

すでにチャージャーは届いてるんですけどスマホはまだ届かず(笑。

充電はなるべく行わない状態でシャープ使ってますが、はやく届かないかなぁ・・・。

 

さて・・   

井上梅次監督が松竹で撮った最初の作品だという。ところでワタクシ、井上梅次

イノウエ ウメジ だと思っていたが、ウメジじゃなくてウメツグと読むみたいで衛星劇場の予告のナレーションで初めて気づきました(;^_^A。

印象に残ったのは、日活でおなじみの俳優さんたちが多数出演していて、特に悪役が多い安部徹、須賀不二男、佐々木孝丸たちが全て正義の味方の刑事だった(笑。

見始めて、これって日活?映画だったっけ?と思ったくらいだったけれど佐田啓二の登場で、松竹だよねぇ・・・と映画冒頭まで巻き戻して確認してしまった。

 

1961年の映画ではとにかく長い・・・長すぎて途中で寝てしまい、昨日はもう一度最初から見直した映画でもある。

 

なにせ大正15年に鹿児島から警察官になるためにでてきた男(大木実)から物語が始まり、彼が警察官から刑事となり昭和初期の説教強盗、ピストル強盗事件、その後結婚するも妻(高千穂ひずる)を病気で亡くし、太平洋戦争に突入。一人息子(津川雅彦)を残し、自分も胃がんで病死。終戦後は警察学校からの友人の佐田啓二に話が移り、

さらに津川雅彦も刑事となった昭和25年以降から昭和35年までの話だからどうしても長くなっちゃうのかもしれない。

戦前、少年?となった津川雅彦佐田啓二乙羽信子の子供たち(桑野みゆき三上真一郎)の年令の設定がよくわからない。

 

警視庁の全面的な協力を得ているのでところどころ警察を持ち上げるセリフがある。

 

戦後、日本の警察の威厳は地に落ちたようなのがこの映画でわかる。さらに薄給なので同期だった警察官が密輸がらみの犯罪者一味になったりすることが描かれている。

佐田啓二も羽振りが良い元警察官に給料を3倍出すといってくる元同僚に誘われたりするが妻の乙羽信子の一言で思いとどまる・・なんてシーンもある。

 

1960年代になると津川雅彦も俳優として貫禄がでてきてなかなかだ。それに美男子だし(笑。兄の長門裕之よりこの頃は美男子度があがっている。

高千穂ひずるは水戸光子の妹役として登場するが、水戸光子と並ぶと彼女かかなり小さい人だとわかる。それとも水戸光子が大きいのか?。

それにしても高千穂ひずるって美人だ。高千穂ひずるが亡くなる前に夫の大木実に一言伝えたいことがあるという場面があるが、これが大木実と息子の津川雅彦が共に高千穂ひずるの墓参りに行ったときのシーンのふせんとなっているのは見事だ。

そして日活の筑波久子が登場。津川の協力者となって違法賭博と強盗犯逮捕に一役買う

ところも見どころ。

 

衛星劇場より