日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

悪名桜   1966年 大映

監督 森一生 脚本 依田義賢

出演 勝新太郎 田宮二郎 酒井修 市原悦子 多々良純 沢村貞子 須賀不二男

   藤岡琢也 

 

日本映画専門チャンネルより

 

シリーズ12作目。なんと朝吉と清次が焼き鳥屋になっていた(笑。

 

暴力団に不利な記事を書いた新聞記者を不良少年たちに襲わせた現場にいた朝吉と清次。救われた新聞記者がそのことを記事に書き、朝吉はみなの人気者となったが、気に食わないのがそのヤクザ者だ。

そこで不良の猛(酒井修)に朝吉殺しを依頼するが、刺しそこね猛は朝吉が預かることにする。清次は反対だがいちど面倒をみるという朝吉の考えは変わらない。

そこへ八尾から隣に住んでいた幼馴染の菊枝(市原悦子)がやってくる。

なんと朝吉の父が亡くなったという。そして八尾の母も兄も朝吉に墓参りなどしてほしくないと言っていることを伝える・・・。親不幸をした朝吉はなんとか猛には自分のようになってほしくないと奮闘するが、猛は勝手に朝吉の元からいなくなってしまう。

 

猛の実家は朝吉たちが開いているやきとり屋の貸主で、質屋を営んでいるが土地のヤクザとも付き合いがあり、貸家の跡に娯楽施設をつくろうと相談に行く。

 

猛は敵対するヤクザ組織に入りたくて相手の組員を射殺・・・

そのあと頼ったのが朝吉だが朝吉が自首をすすめ、警察へ行く途中、殺しを依頼した組組織に射殺され死んでしまう・・・。

 

菊枝は悪い男に騙され、子を宿していたが朝吉と一緒になればなんとかなると思ってやってきた。清次は子の父が朝吉だと勘違いして朝吉とケンカ・・・。

 

最後は猛の仇と街の悪い奴を一掃しようと朝吉、清次が大暴れ。菊枝は八尾に帰りなんと三つ子を産んだという。

 

突然、朝吉が焼き鳥屋になっているんだけど、その後焼き鳥屋はどうなったのだ?(笑。やたらと外食に行くのが謎だった(;'∀')

今回のマドンナは地味な市原悦子

 

アマゾンより

 

猛役の酒井修という俳優さん、見たことあるなと思ったらすでに亡くなっているようで

勝新太郎に可愛がられて大映倒産後も結構映画出演をしていたそうだが、勝新太郎のマネージャーと一緒に1978年にアヘン所持で逮捕されその後は芸能界から姿を消したという。なのでwikiもない。

左のイヤホンをしているのが酒井修 オークフリーより