日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

無言の乱斗 1959年 日活

監督 西河克己 脚本 山崎巌 西河克己

出演 和田浩治 葉山良二 清水まゆみ 白木マリ 杉山俊夫 波多野憲 高野由美

   高品格 近藤宏 小園蓉子 武藤章生 下條正巳 神戸瓢介

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学駅伝、青学のぶっちぎりで大したドラマもなく終わった。あまりにも差があり過ぎるのも面白くない!w 他大学の奮闘を来年は期待します。

 

昨夜は日活+に入ろうとしたら手間取って、なぜかプライム会員なら無料の作品を視聴。和田浩治のデビュー作にして主演、なんと15歳だ。

セリフは上手いとは言えないがアクションもこなし堂々とした演技♪♪

って、いくら不良少年の役だからといってタバコを吸うシーンがある。もうすでに吸っていた?(笑。

 

清水まゆみと和田浩治 スチルにしてもくわえタバコ(-。-)y-゜゜゜

木下昌夫(和田浩治)はドラマーを目指しボーイをしていた。そこのクラブを取り仕切るヤクザ者でアニキと慕う芝(波多野憲)から闇賭博で支払った金を取り戻せと言われ、いったんは断るがその相手が自分の母を関係をもった柳沢(高品格)という工場主だと知って引き受ける。柳沢を待ち伏せし恐喝に見せかけて金を取ろうとすると柳沢はお前の母親と結託したんだなと言われ、かっとなって刺してしまった。

芝に取り返した金を渡し、事情を話すと未成年だし、母親と妹の面倒はみるし、恋人である澄江(清水まゆみ)も守ってやると言われ、ある意味安心して逮捕される。

その後鑑別所送りになった昌夫。そこにはいろいろな罪を犯した青少年がいた。

 

指導教官の向井(葉山良二)は昌夫はきっと立ち直れると直感しなにかと彼を気遣う。

向井も昔、グレていて昌夫は自分にそっくりなのだ。

ところが昌夫の反抗は収まらない。

 

そこへ昌夫の許嫁だという澄江が面会に来るが、規則で家族以外は面会できない。

それを知った昌夫はますます反抗的になるのだ。

 

ある日、向井は澄江が勤めているというビンゴ店へ行くが、辞めたという。

そこで夜の街を歩いていると女に声をかけられてあるバーへ入る。そこになんと探していた澄江が働いていた。彼女は田舎に仕送りをしなければならず、バーで働きだしたという。そこで向井は亀戸の知り合いの工場へ彼女を紹介することに。それを昌夫に報告すると昌夫は一時大人しくなるのだが。

 

面会に来た妹から母の無理がたたって薬代もばかにならず、生活が苦しいと言われる。

芝のアニキが生活費を出してくれているものとばかり思っていたが妹はそんな人は知らないという。昌夫は芝に騙されていたことを知るのだ。

 

鑑別所の仲間とある夜脱走した昌夫は・・・

 

当時の不良というとオートバイを走らせ(カミナリ族?)ジャズクラブへ入り浸る?。若者は暴走するのだ!(笑。そういった意味ではわかりやすくて良い。

童顔の清水まゆみだが、和田浩治が若すぎるせいかかなり落ち着いて見えたw。

今はというと外見では全くわからない。その分怖いですね。

 

日活より