日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

七人の挑戦者 1961年 日活

監督 松尾昭典 脚本 熊井啓

出演 二谷英明 葉山良二 杉山俊夫 小沢昭一 沢本忠雄 小高雄二 吉行和子

   桂小金治 木浦佑三 梅野泰靖 内田良平 近藤宏 神山繫 沢たまき  

   宮崎準 武藤章生 江幡高志 和泉雅子

www.nikkatsu.com

 

日活より

刑事とか挑戦者がなぜ7人なのか?(笑。

日活アクション全開な作品。進行がスピーディーでアクションシーンがとにかく痛い(残念という意味ではなく、ホントに痛そうw)

桐沢(小沢昭一)の芸能プロをつぶし、自分たちが流行りのジャズバンドのタレントを使ってうまい汁を吸おうとする秋葉プロダクション。映画の始まりは秋葉プロが手下を使いバンドメンバーやクラブ襲撃シーン、そしてピアノを弾いているプレーヤーの手をピアノの鍵盤の蓋を閉めて・・・って見てて痛い(笑。

秋葉プロに恐れをなし、桐沢の事務所から所属しているジャズプレーヤーがいなくなりる。さらに秋葉プロの久保(江幡高志)は事務所をでていけという。

 

そこへ現れたのは、3年前、秋葉プロの進藤(内田良平)に手を撃たれ、関西へ行った福田(二谷英明)だった。彼は自分のバンドをもっていたが、秋葉プロの秋葉(神山繫)が福田の恋人で歌手の梨絵(沢たまき)を殺害。秋葉が福田を撃とうとして梨絵が福田の身代わりとなって撃たれて死んだのだ。

今は刑務所にいる秋葉だがもうすぐ出てくるという。

 

秋葉プロの脅しにも負けない屈強なバンドメンバーを集めた福田。

トランペットの村上(小高雄二)はどこか影がある男。素性はしれない。

ピアノは神戸にいた長嶺(木浦佑三)、大学生で恋人(和泉雅子)と一緒にきた松本(沢本忠雄)はエレキギター、ガタイのいいベースの神山(小野良)、彼のコンビのトロンボーンの清水(武藤章生)、魚河岸の元締め魚政一家の若親分、木内(葉山良二)はドラム、そしてサックスの福田(二谷英明)でセブン・ガイズというジャズバンドを結成し、またたくまに人気のバンドとなった・・・が~~~~~!

 

セブン・ガイズを潰そうとする秋葉プロ、さらに麻薬取引やら秋葉プロの幹部の裏切りやら秋葉の出所やらでお話満載だが見ていて混乱しない作品でした。

 

二谷英明の撃たれた恋人が沢たまき。ふたりで歩いている回想シーンでは最初、誰だかわかりませんでした。

沢たまき

この映画、いまは無き、赤坂のホテルニュージャパンが映ります。その並びにシャンゼリゼという喫茶店があったんですね。そのオープンテラス映像あり。

後ろの建物がホテルニュージャパン

赤坂の大通り(山王ホテルがあった通り)ニュージャパンがとなりに

カフェ シャンゼリゼからでてきたところ。奥は溜池方面。

 

2023年現在

 

外堀通りとは思えないほど何もない・・・

 

グッドイヤーの看板が・・・建物の作りが工場?のような倉庫?のような・・。その奥にも普通の家?工場?が見える・

2023年 グッドイヤーの看板あたり