日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

黒いダイスが俺を呼ぶ  1964年 日活

監督 井田探 脚本 山崎巌 井田探

出演 小林旭 笹森礼子 伊藤雄之助 和田浩治 金子信雄 深江章喜 野呂圭介

   西尾三枝子 奈良岡朋子 佐野浅夫 田端義夫 井上昭文 新井麗子

   

www.nikkatsu.com

 

アマゾンプライムビデオより

新興工業地、宇山に流れ着いた氷室(小林旭)はひょんなことから警察官の佐野(佐野浅夫)と知り合う。佐野の死んだ息子にそっくりな氷室に驚く佐野の妻(奈良岡朋子)。氷室が下宿を探していると言うので知り合いの城崎医師(伊藤雄之助)のを紹介し、氷室は東京の医大へ行っていると言う息子の部屋を使うことになる。

その部屋でダイスをみつけ、疑念をもつ氷室。

城崎と訪れたクラブで気に入られた氷室はそこでバーテンとして働くことになる。

そのクラブで働く牧子(笹森礼子)は3年前まで城崎の息子で東京にいるという周一(和田浩治)と付き合っていた。

森礼子と西尾三枝子

ある日、宇山にその息子、周一が帰ってきた。

彼は東京でヤクザになっていたが、組をやめて帰って来たのだ。

懐かしい感じの駅舎

父の城崎は小指をなくした息子に激怒!周一は地元に帰ってもその土地のヤクザ者とイザコザを起こす。そこへ現れたのが氷室だった!

第一回と違い、この作品では氷室は自分から問題解決に向かう。前回があまりにもクール過ぎて不評?だったのだろうか。マイトガイはやはりこうでないと(笑。

それにしても小林旭、25、26歳、和田浩治、19、20歳。

二人とも、この大人の面構えっていったいなんなのだ!

小林旭和田浩治

ところが周一はそのヤクザものの賭場でイカサマダイスを振る。それを見破った氷室は

牧子がとめるのも聞かず、その組の親分と勝負することになる。

 

前回では笹森礼子の頼みも冷たく断った小林旭だが、ここでは逆に止められても行くのだ。マイトガイ!♪♪

 

結局、氷室はその街を去ることになる。安住の地を求めて(かどうか知らないが・・)

なんとなく懐かしい住宅が立ち並ぶ未舗装の道

氷室が歩くここはどこだろう。日活のサイトにはロケ地が書かれているがこれにはなかった。。

 

日活より