日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

熱砂の白蘭  1951年 東宝

監督 木村恵吾 脚本 新藤兼人 棚田吾郎

出演 小暮実千代 山村聰 池部良 菅井一郎 汐見洋 沢村貞子 清水将夫 

   千石規子 柳谷寛 岡村文子 小杉義男 殿山泰司

 

久々に心揺さぶられた映画。

敗戦後、大陸の日本人が大連目指してトラックで出発するが、ガソリン缶を途中で撃たれ、ガソリンがなくなってしまう。このままでは大連まで行けないが、途中に日本軍の部隊が駐留している。そこにはガソリンがあり、分けてもらおうとするが将校の池部良がうんと言わない。

 

旅の途中で乗ってきた女、白蓮と一夜を共にすることでガソリンをもらえるということになる。

 

そもそもみんな白蓮にはよい感情をもっていなかったのに、いざ自分たちが困るとなると逆に白蓮を責める。

意を決して白蓮は池部の元へ訪れるが・・・。

 

一晩たって白蓮が帰ってきた。ガソリンも調達できたが、今度は白蓮を汚らしい女だと特に一緒の女性達が責める・・・。

 

小暮実千代の色っぽさと美人度マックスな映画。

 

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銃で菅井一郎を脅す白蓮(小暮実千代)だが・・