出演 島崎雪子 香川京子 小林桂樹 瀧花久子 沢村貞子 見明凡太郎
小泉博 杉浦春子 中北千枝子 岡田茉莉子 若山セツコ 二本柳寛
事務員の島崎雪子は従弟のいたずらで東邦映画のニューフェースに知らない間に応募されていたが、同僚の勧めもあって面接を受けてみる。合格してしまう。
女優となった彼女が成功していくが、それにつれて彼女も変わり、彼女の周りの人間も巻き込んでしまう。単なるスター誕生の物語ではないところが良かったのと、初めて喋る山本嘉次郎監督をみたこと、動く稲垣浩、谷口千吉監督をみたことが良かった(笑。
島崎がどんどん主演を演じる映画を撮っていくのだが、その相手役に池部良や上原謙、
原節子がでてくるし、越路吹雪は映画会社のパーティーで歌うし、初めての主演映画の舞台挨拶では島崎に花束を渡すのは杉葉子だし・・。
結局、彼女の稼ぐお金で弟は悪くなるし、マネージャーをするおじさんは外に女をこさえるし(笑、母、瀧花久子の困惑ぶりなんかもあった。
島崎雪子というと「めし」でわがままな娘を演じたのが印象的だったがこんな映画もあったんですね。
最後はどんでんがえし・・・とまでいかないが、なんだか納得(笑。
でも親族に苦しめられた高峰秀子がみたらこんな生易しいもんじゃない!という感想だろうなぁ。