日本映画1920-1960年代の備忘録

1920年代の無声映画から1960年代前半の日本映画

お嬢さん社長  1953年 松竹 

監督 川島雄三 脚本 富田義朗 柳沢類寿

出演 美空ひばり 月丘夢路 大坂志郎 佐多啓二 多々良純 有島一郎

   桜むつ子 桂小金治 坂本武 小園蓉子 小林十九二

 

93分ほどの映画らしいが、60分少し超えるくらいに短縮編集されてアップされたものを視聴。

美空ひばりファンならちゃんと見たいかもしれないが、川島雄三監督というので前から興味はあった・・・ただ なんとなく内容は想像できるので(とにかく ひばりちゃんが大活躍!とか 笑) 短縮されていても満足でした。

 

お菓子会社会長の孫、美空、ひばりが祖父の病気療養のため、社長になり、専務一派の裏切りにも負けず頑張る・・・みたいな物語。

途中途中でひばりちゃんの歌が披露されるが、さすが脚本家、会社の宣伝のために

ひばり社長自らテレビで毎回歌う。

 

出演陣も月丘夢路大坂志郎桂小金治多々良純、そして佐田啓二

当時のひばり人気がわかる。

 

ひばりちゃん、16歳とあるが、なんだかすごい貫禄だった。童顔・・・という印象は全くない(笑。

 

今村昌平(だったかな)、川島監督に「なんでこんな(くだらない・・多分こんな歌謡映画など)映画の監督などするのだ?と聞いたら、「食べるためです」と言ったという。

この映画も(多分)食べるために作ったものだろうが、テンポよく、共演者も良く、

やっぱり川島雄三は良かった・・・

謎なのは、自分が作りたくて作った映画が・・・???な作品になっちゃうところかな(笑。 あえて作品名はだしませんが。

 

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1952,3年当時の国際通りと松竹国際劇場の貴重な映像。